がん保険の種類は複雑で、自分に合うものを選ぶのは難しいと感じていませんか?
この記事を読めば、診断給付金や入院・通院保障など保障内容別の種類から、定期・終身タイプ、掛け捨て・貯蓄型まで、がん保険の全貌がわかります。
FPが失敗しない比較ポイントと見分け方を解説。最適な保障はライフプラン次第。後悔しない選び方を学びましょう。
がん保険の種類を知る前に そもそもがん保険とは?
がん保険の種類について詳しく見ていく前に、まずは「がん保険」がどのような目的で存在する保険なのか、その基本的な役割と必要性について理解を深めましょう。
がんという病気とその治療には、他の病気とは異なる特有のリスクや経済的負担が伴うことがあります。
がんは、日本人にとって非常に身近な病気です。
国立がん研究センターの統計によれば、生涯のうちに2人に1人ががんに罹患すると推計されており、誰にとっても他人事ではありません。
医療技術の進歩により、がんの治療成績は向上していますが、一方で治療が長期化したり、高額な費用がかかったりするケースも少なくありません。
日本の公的医療保険制度には、医療費の自己負担額が高額になった場合に、一定の上限額を超えた分が払い戻される「高額療養費制度」があります。
この制度のおかげで、保険診療内の治療であれば、際限なく医療費がかかるわけではありません。
しかし、がん治療においては、公的医療保険が適用されない費用も多く発生するのが現実です。具体的には、以下のような費用が自己負担となる可能性があります。
| 費用の種類 | 内容例 | 公的医療保険の適用 |
|---|---|---|
| 差額ベッド代 | 個室や少人数部屋を利用した場合の室料差額 | 適用外(全額自己負担) |
| 先進医療の技術料 | 厚生労働大臣が定める先進的な医療技術にかかる費用(陽子線治療、重粒子線治療など) | 適用外(全額自己負担) ※診察料などは保険適用 |
| 入院中の食事代 | 入院中の食事療養費の一部 | 一部自己負担あり |
| 交通費・宿泊費 | 遠方の病院へ通院・入院する場合の交通費や家族の宿泊費 | 適用外(全額自己負担) |
| その他雑費 | ウィッグ購入費、日用品費、家族のお見舞い費用など | 適用外(全額自己負担) |
| 収入の減少 | 治療による休業や離職に伴う収入減 | -(傷病手当金などの制度はあるが、補填には限界あり) |
このように、高額療養費制度を利用しても、治療内容や療養環境によっては自己負担額が想定以上にかさむ可能性があります。
また、治療のために仕事を休んだり、辞めたりすることによる収入減少も、家計にとって大きな打撃となり得ます。
こうした公的保険だけではカバーしきれない経済的リスクに備えるのが、がん保険の重要な役割の一つです。
がんの治療法は、医学の進歩とともに目覚ましく変化しています。
従来は「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療(化学療法)」が三大治療とされてきましたが、近年ではこれらに加えて「免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬など)」や「ゲノム医療」といった新しい治療選択肢が登場しています。
また、治療の考え方も変化しており、入院日数は短期化する傾向にある一方で、通院による治療が増加しています。
特に、抗がん剤治療や放射線治療は、通院で行われるケースが多くなっています。
こうした治療法の多様化は、患者さんにとって選択肢が増えるというメリットがある反面、治療法によって費用負担が大きく異なるという側面もあります。
例えば、先進医療に分類される陽子線治療や重粒子線治療は、数百万円単位の技術料が全額自己負担となります。
(参考:厚生労働省「先進医療の概要について」)
がん保険は、このような変化し続けるがん治療の実態に合わせて進化しています。
がんと診断された時点でまとまった一時金が受け取れる「診断給付金」は、治療開始前の準備費用や当面の生活費、収入減少の補填などに役立ちます。
また、入院日数に連動しない「入院一時金」や、増加傾向にある「通院治療」を手厚く保障する給付金、特定の治療法(抗がん剤治療、放射線治療、ホルモン剤治療など)を受けた場合に給付金が支払われる特約なども登場しています。
最新の治療法や、ご自身のライフスタイルに合った治療を選択するためにも、経済的な備えは不可欠です。
多様化・高度化するがん治療に対応し、安心して治療に専念できる環境を整えるために、がん保険の必要性が高まっていると言えるでしょう。
がん保険の基本的な種類 主契約と特約の違い
がん保険には、大きく分けて「主契約」として単独で加入できるタイプと、医療保険などの「特約」として付加するタイプの2種類があります。
それぞれに特徴があり、どちらが適しているかはご自身の状況やニーズによって異なります。
まずは、この基本的な違いを理解することが、がん保険選びの第一歩となります。
主契約型のがん保険は、がん保障に特化し、それ単体で契約が成立する保険です。
生命保険会社や損害保険会社が提供しており、がん診断給付金、入院給付金、手術給付金、通院給付金などを主契約の保障として組み込んでいる商品が一般的です。
先進医療特約など、さらに保障を手厚くするための特約を付加することも可能です。
主契約型がん保険の主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- がん保障の内容を、自分の希望に合わせて細かく設計しやすい。
- 保障内容が明確でわかりやすい商品が多い。
- 他の保険(医療保険など)の契約状況に影響されず、単独で見直しや解約ができる。
- 特約型に比べて、保険料が割高になる場合がある。
- 医療保険など他の保険と別々に契約・管理する必要がある。
がんに対する備えを手厚くしたい方や、すでに加入している医療保険とは別に、がん保障をしっかりと確保したい方に向いているタイプと言えるでしょう。
特約型のがん保険は、医療保険や死亡保険といった「主契約」のオプションとして付加する形で、がん保障を追加するタイプです。
「がん特約」や「特定疾病保障特約」といった名称で提供されていることが多く、主契約の保障に加えて、がん診断時の一時金や入院・手術給付金などが上乗せされます。
特約型がん保険の主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- 主契約とセットになっているため、保険の管理がしやすい。
- 一般的に、単独で主契約型がん保険に加入するよりも保険料を抑えられる傾向がある。
- 主契約の保険料払込期間に合わせて、保障期間を設定できる場合が多い。
- 主契約を解約すると、特約であるがん保障も同時に消滅してしまう。
- 保障内容や給付金の額などが、主契約に付随する形であらかじめ決まっていることが多く、自由な設計がしにくい場合がある。
- 主契約の更新に合わせて、特約の保険料も変動(通常は上昇)する場合がある。
医療保障など他の保障と合わせて、がんへの備えも効率よく確保したい方や、できるだけ保険料を抑えたいと考える方に適した選択肢の一つです。
ただし、主契約との連動性には十分注意が必要です。
主契約と特約の関係性については、生命保険文化センター「主契約と特約」の解説も参考になります。
主契約型と特約型のどちらが優れているということは一概には言えません。
大切なのは、それぞれの特徴を理解した上で、ご自身のライフプラン、経済状況、健康状態、そしてがんに対する備えの優先度などを考慮して、最適なタイプを選択することです。
以下の表は、選択の際の比較ポイントをまとめたものです。
| 比較ポイント | 主契約型がん保険 | 特約型がん保険 |
|---|---|---|
| 保障設計の自由度 | 高い傾向(がん保障に特化して設計可能) | 低い傾向(主契約の範囲内での選択) |
| 保険料 | 特約型より割高になる傾向 | 主契約型より割安になる傾向 |
| 契約管理 | 他の保険とは別に管理が必要 | 主契約とまとめて管理できる |
| 見直しのしやすさ | 単独で見直し・解約が可能 | 主契約に依存(主契約解約で特約も消滅) |
| 保障の継続性 | 単独で継続可能 | 主契約の継続が前提 |
現在加入している保険の内容を確認し、不足しているがん保障をどのように補いたいかを明確にすることが、適切なタイプを選ぶための重要なステップとなります。
例えば、すでに充実した医療保険に加入している場合は、特約でがん保障を追加する選択肢も考えられますし、医療保険とは別に手厚いがん保障を備えたい場合は、主契約型を選ぶのが合理的かもしれません。
最終的には、保険料だけでなく、保障内容、給付条件、保障期間などを総合的に比較検討し、ご自身にとって最も納得のいくがん保険を選びましょう。
たったの30秒!
\自分に合った保険がすぐわかる/
⇒無料相談はこちら
保障内容で見るがん保険の種類と特徴
がん保険は、がんという病気に特化した保障を提供する保険です。
しかし、一口にがん保険と言っても、その保障内容は多岐にわたります。
ここでは、がん保険の主な保障内容の種類と、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
ご自身のニーズに合った保障を選ぶための参考にしてください。
がんと診断された時に助かる診断給付金
がん保険の中核とも言える保障が「がん診断給付金(一時金)」です。
がんと診断確定された際に、まとまった一時金を受け取れるため、治療費はもちろん、治療中の収入減少を補う生活費など、用途を限定されずに幅広く活用できるのが大きなメリットです。
診断給付金のタイプには、主に以下の2種類があります。
一時金でまとまって受け取るタイプ
初めてがんと診断されたときに、契約時に定めた金額(例:100万円、200万円など)が一括で支払われるタイプです。
早期にまとまった資金を確保できるため、初期治療費や当面の生活費への備えとして安心感があります。ただし、原則として支払いは1回のみとなる商品が多いです。
複数回受け取れるタイプとその条件
がんの再発や転移、あるいは新たながん(初回とは異なる部位のがん)と診断された場合にも、診断給付金が受け取れるタイプです。
長期化するがん治療に対応しやすいメリットがありますが、多くの場合、2回目以降の支払いには「前回の診断から一定期間(例:1年、2年)が経過していること」「入院や特定の治療(手術、放射線治療、抗がん剤治療など)を開始していること」といった条件が付いています。
商品によっては、上皮内新生物(初期のがん)の場合、給付額が減額されたり、支払い対象外となったりすることもあるため、契約前にしっかり確認しましょう。
入院費用をカバーする入院給付金
がん治療のために入院した場合に、給付金を受け取れる保障です。がんによる入院は長期化するケースもあり、入院中の諸費用(差額ベッド代、食事代、交通費など)の負担を軽減するのに役立ちます。
入院給付金の支払い方には、主に以下のタイプがあります。
入院日数に応じて受け取るタイプ
「入院給付金日額 × 入院日数」で計算された金額が支払われる、最も一般的なタイプです。
例えば、日額1万円で30日間入院した場合、30万円が受け取れます。
メリットは入院が長引くほど多くの給付金を受け取れる点ですが、1回の入院あたりの支払日数限度(例:60日、120日など)や、通算支払日数限度(例:1,095日など)が定められていることがほとんどです。
入院日数に関わらず一時金で受け取るタイプ
がん治療のために入院した場合、入院日数に関わらず、まとまった一時金(例:50万円、100万円など)が支払われるタイプです。
近年、医療技術の進歩によりがん治療における入院日数は短期化する傾向にあるため、短い入院でもまとまった給付金を受け取れる点がメリットです。ただし、支払い回数に制限がある場合があります。
| タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 入院日数に応じて受け取る | 入院日数 × 日額で給付 | 長期入院の場合、給付額が多くなる | 短期入院の場合、給付額が少なくなる可能性がある。支払日数上限がある場合がある。 |
| 入院日数に関わらず一時金 | 入院日数に関係なく一時金で給付 | 短期入院でもまとまった額を受け取れる | 長期入院しても給付額は変わらない。支払い回数に制限がある場合がある。 |
手術を受けた時に役立つ手術給付金
がん治療のために所定の手術を受けた場合に、給付金が支払われる保障です。
手術にかかる費用負担を軽減することを目的としています。
給付額の決定方法は、手術の種類に関わらず一律の金額が支払われるタイプと、手術の種類(開腹手術、内視鏡手術など)に応じて入院給付金日額の〇倍(例:10倍、20倍、40倍など)といった形で金額が変わるタイプがあります。
どのような手術が保障の対象となるかは保険商品によって異なるため、公的医療保険の対象となる手術に限定されるのか、対象外の手術も含まれるのかなどを確認することが重要です。
通院治療を支える通院給付金
近年、抗がん剤治療や放射線治療など、入院せずに通院で行われるがん治療が増加しています。
通院給付金は、このようながん治療のための通院にかかる費用(交通費、治療費の一部など)をサポートする保障です。
支払い条件は商品によって異なり、「入院後の通院のみ対象」「診断後の通院から対象」「特定の治療(放射線、抗がん剤など)のための通院のみ対象」など様々です。
また、1回の通院あたりの給付額や、支払日数上限(例:1回の入院につき30日まで、通算1,095日までなど)も確認が必要です。
通院治療の経済的負担を軽減するために、重要性が増している保障と言えるでしょう。
先進医療を受けるための先進医療特約
先進医療とは、公的医療保険制度の対象外となる、高度な医療技術を用いた治療のことです。
全額自己負担となり、技術料が高額になるケース(数百万円以上かかることも)があります。
先進医療特約は、この先進医療にかかる技術料相当額(上限あり)を保障するものです。
多くの場合、通算で2,000万円程度を限度に実費が保障されます。
月々数百円程度の比較的安価な保険料で付加できることが多いですが、保障対象となる先進医療は、療養を受けた時点で厚生労働大臣が定めるものに限られます。
どのような技術が先進医療に該当するかは、厚生労働省のウェブサイトなどで確認できます。
その他のがん保険の特約の種類(抗がん剤治療特約など)
上記以外にも、がん治療の多様化に対応するため、様々な特約が登場しています。
代表的なものとしては、以下のような特約があります。
抗がん剤治療特約(ホルモン剤治療特約、放射線治療特約)
所定の抗がん剤、ホルモン剤、放射線による治療を受けた月に、定額(例:10万円)を受け取れる保障。
治療が長期化した場合の経済的負担を軽減します。
がんゲノム医療特約
がんの遺伝子情報を調べ、最適な治療法を選択する「がんゲノムプロファイリング検査」や、その結果に基づいた治療を受けた場合に給付金を受け取れる保障。
緩和ケア特約(がん疼痛緩和療養給付金)
がんによる痛みを和らげるための緩和ケアを受けた場合に、一時金や月額で給付金を受け取れる保障。
QOL(生活の質)維持をサポートします。
女性特有がん特約
乳がんや子宮がんなど、女性特有のがんと診断された場合に、診断給付金が上乗せされたり、乳房再建手術費用が保障されたりする特約。
がん無事故給付金(健康還付給付金)
一定期間がんに罹患しなかった場合に、お祝い金として給付金が受け取れる特約(主契約が付加されている場合など)。
これらの特約は、ご自身の心配な点や、重点的に備えたいリスクに合わせて選択することが大切です。
ただし、特約を多く付加すれば、その分保険料は高くなります。
必要な保障を見極め、バランスを考慮して選びましょう。
保険期間で分けるがん保険の種類
がん保険を選ぶ際、保障がいつまで続くかという「保険期間」は非常に重要な要素です。
保険期間によって、保険料や保障の考え方が大きく異なります。
主に「定期タイプ」と「終身タイプ」の2種類があり、それぞれの特徴を理解して、ご自身のライフプランや考え方に合ったものを選ぶことが大切です。
一定期間を保障する定期タイプのがん保険
定期タイプのがん保険は、保障される期間が限定されている保険です。
「10年間」「15年間」といった年単位、あるいは「60歳まで」「70歳まで」といった年齢で期間が区切られています。
契約時に定めた保険期間が満了すると、保障は終了します。
定期タイプのがん保険の主な特徴は以下の通りです。
- 一般的に、同じ保障内容であれば終身タイプに比べて加入当初の保険料が割安になる傾向があります。
- 保険期間が満了するタイミングで、その時点での医療状況や自身の経済状況に合わせて保障内容を見直しやすいという利点があります。
- 子育て期間中や住宅ローンの返済期間中など、特定の期間だけ保障を手厚くしたい場合に活用しやすいです。
- 多くの場合、更新制度があり、更新する際にはその時点の年齢で保険料が再計算されるため、保険料が上がります。
- 更新できる年齢に上限が設けられている場合があり、希望しても保障を継続できない可能性があります。
- 保険期間満了後に保障がなくなるため、高齢になってからのがんリスクに備えられない場合があります。
定期タイプは、比較的若い世代の方や、一定期間の保障を手厚くしたい方、保険料を抑えたい方、将来的に保険を見直す前提で考えている方などに向いていると言えるでしょう。
一生涯保障が続く終身タイプのがん保険
終身タイプのがん保険は、解約しない限り保障が一生涯続く保険です。
加入時の保険料が、原則として払込期間満了まで変わらない(※払込方法によります)のが大きな特徴です。
終身タイプのがん保険の主な特徴は以下の通りです。
- 一度加入すれば、一生涯にわたってがんに対する保障を確保できます。
がん罹患率が高まる高齢期にも備えられる安心感があります。 - 保険料払込期間(例:60歳まで、65歳までなど)を設定し、その期間内に支払いを終えれば、その後は保険料の負担なく一生涯の保障が継続します。(全期払の場合は一生涯払い続けます)
- 加入時の保険料が基本的に変わらないため、長期的な資金計画が立てやすいです。
- 一般的に、同じ保障内容であれば定期タイプに比べて加入当初の保険料は割高になる傾向があります。
- 保障が一生涯続くため、医療技術の進歩やライフプランの変化に合わせて保障内容を見直すことが難しい場合があります。(新しい特約を追加できないなど)
- 加入期間が長くなるため、総払込保険料が高額になる可能性があります。
終身タイプは、若いうちに加入して割安な保険料で一生涯の保障を確保したい方、高齢期のがんリスクにしっかり備えたい方、保険料の変動を避けたい方などに向いていると言えるでしょう。
定期と終身 どちらのがん保険の種類が合っているか
定期タイプと終身タイプのどちらが優れているということは一概には言えません。
ご自身の年齢、健康状態、家族構成、経済状況、そして将来のライフプランやがんに対する考え方によって、最適な選択は異なります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、慎重に比較検討することが重要です。
以下の表は、定期タイプと終身タイプの主な違いをまとめたものです。
| 比較項目 | 定期タイプ | 終身タイプ |
|---|---|---|
| 保障期間 | 一定期間(例:10年、60歳までなど) | 一生涯 |
| 加入当初の保険料 | 比較的割安 | 比較的割高 |
| 保険料の変動 | 更新時に年齢に応じて上昇する場合が多い | 原則、加入時から変わらない(※払込方法による) |
| 保障の見直し | しやすい(期間満了時など) | しにくい(新しい保障に対応できない場合も) |
| 主なメリット | 保険料が抑えられる、見直しやすい、特定の期間を手厚くできる | 一生涯の保障、老後も安心、長期的な計画が立てやすい |
| 主なデメリット | 更新で保険料上昇、保障が途切れる可能性、高齢期の保障がない場合も | 保険料が割高、見直しにくい、総払込保険料が高くなる可能性 |
| 向いている人(例) | 若年層、一定期間の保障重視、保険料を抑えたい、将来見直したい | 長期的な保障重視、高齢期の備え、保険料変動を避けたい |
選択に迷う場合は、現時点での必要保障額と、将来予測されるリスクやライフイベントを考慮に入れることが大切です。
例えば、「子供が独立するまでは手厚い保障が欲しいので定期タイプで備え、老後の保障は貯蓄や別の保険で考える」という方法や、「若いうちに終身タイプに加入し、一生涯の基本的な保障を確保した上で、必要に応じて定期タイプの特約を追加する」といった組み合わせも考えられます。
保険選びの基本的な考え方については、公的な情報も参考にすると良いでしょう。例えば、金融庁のウェブサイトでは、保険契約者向けに様々な情報提供を行っています。
金融庁:保険契約者向け情報
最終的には、ご自身が何を最も重視するのか(保険料の安さか、保障期間の長さか、見直しの自由度かなど)を明確にし、納得のいくがん保険を選びましょう。
たったの30秒!
\自分に合った保険がすぐわかる/
⇒無料相談はこちら
保険料の払い方で比較するがん保険の種類
がん保険を選ぶ際、保障内容だけでなく、保険料の払い方も重要な比較ポイントです。
保険料の払い方によって、月々の負担や将来受け取れるお金の有無が大きく変わってきます。
主に「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2つのタイプがあります。
それぞれの特徴を理解し、ご自身の考え方やライフプランに合った種類を選びましょう。
保険料が割安な掛け捨て型がん保険
掛け捨て型のがん保険は、保障機能に特化しており、満期保険金や解約返戻金がないか、あってもごくわずかなタイプのがん保険です。
支払った保険料は、基本的に保障のためだけに使われるため、貯蓄性は期待できません。
- 保険料が比較的安い
- 貯蓄部分がないため、同じ保障内容であれば貯蓄型に比べて保険料を安く抑えられます。
- 貯蓄部分がないため、同じ保障内容であれば貯蓄型に比べて保険料を安く抑えられます。
- 保障内容を充実させやすい
- 抑えた保険料の分、診断給付金を手厚くしたり、特約を付加したりするなど、必要な保障を強化しやすいのが特徴です。
- 貯蓄性がない
- 保険を使わなかった場合でも、支払った保険料は戻ってきません。
- 保険を使わなかった場合でも、支払った保険料は戻ってきません。
- 解約してもお金は戻らない
- 途中で解約した場合、解約返戻金はほとんど期待できません。
掛け捨て型は、「万が一のがんに備える保障を、できるだけ少ない負担で確保したい」と考える方や、貯蓄は別途ご自身で行うという方に向いています。
満期金や解約返戻金がある貯蓄型がん保険
貯蓄型のがん保険は、がんへの保障機能に加えて、貯蓄機能も備えているタイプのがん保険です。
保険期間が満了した際に満期保険金が受け取れたり、途中で解約した場合でも解約返戻金が支払われたりします。
- 保障と貯蓄を両立できる
- がんへの備えと同時に、将来のための資金準備も兼ねることができます。
- がんへの備えと同時に、将来のための資金準備も兼ねることができます。
- 保険料が無駄にならない感覚
- 支払った保険料の一部が積み立てられ、将来的に戻ってくる可能性があるため、「保険料が掛け捨てになるのはもったいない」と感じる方には安心感があります。
- 保険料が比較的高い
- 貯蓄部分があるため、同じ保障内容であれば掛け捨て型に比べて保険料は高くなります。
- 貯蓄部分があるため、同じ保障内容であれば掛け捨て型に比べて保険料は高くなります。
- 早期解約で元本割れの可能性
- 加入してからの期間が短い段階で解約すると、支払った保険料の総額よりも少ない解約返戻金しか受け取れない「元本割れ」のリスクがあります。
- 加入してからの期間が短い段階で解約すると、支払った保険料の総額よりも少ない解約返戻金しか受け取れない「元本割れ」のリスクがあります。
- 選択肢が少ない傾向
- 現在、単独の貯蓄型がん保険として販売されている商品は少なくなっています。医療保険の主契約に貯蓄性があり、がん保障は特約として付加する形式などが考えられます。
貯蓄型は、「がんへの備えも必要だが、将来のためにお金も貯めたい」という方や、自分で計画的に貯蓄するのが苦手な方に向いている場合があります。
ただし、前述の通り、現在の商品ラインナップや、他の金融商品との比較検討も重要です。
掛け捨てと貯蓄型 どちらの種類を選ぶ?
掛け捨て型と貯蓄型、どちらのがん保険が自分に合っているかは、個々の価値観やライフプラン、経済状況によって異なります。
以下の比較表を参考に、ご自身の優先順位を明確にして選びましょう。
| 比較項目 | 掛け捨て型がん保険 | 貯蓄型がん保険 |
|---|---|---|
| 保険料 | 割安 | 割高 |
| 貯蓄性 | なし(またはごくわずか) | あり(満期金・解約返戻金) |
| 保障内容の自由度 | 高い(保険料を抑えつつ充実させやすい) | やや低い(保険料が高くなりやすい) |
| 途中解約時の返戻金 | ほとんどない | ある(ただし早期解約は元本割れリスクあり) |
| 主なメリット | 手頃な保険料で大きな保障を得やすい | 保障と貯蓄を兼ねられる |
| 主なデメリット | 保険料は戻らない | 保険料が高く、元本割れリスクもある |
| 向いている人 | 保障重視、保険料を抑えたい人、貯蓄は別で行う人 | 保障と貯蓄を両立したい人、貯蓄が苦手な人(ただし商品は限定的) |
選択のポイントは以下の通りです。
- 何を最も重視するか
「とにかく保険料を抑えたい」「手厚い保障が最優先」なら掛け捨て型。
「保障も貯蓄も」と考えるなら貯蓄型(ただしデメリットも理解した上で)を検討します。 - ライフプランとの整合性
教育資金や住宅ローンなど、他の支出とのバランスを考えましょう。家計に余裕がない時期は掛け捨て型で保障を確保し、余裕が出てきたら貯蓄性のある他の金融商品を活用するという方法もあります。 - 「保障は保険、貯蓄は貯蓄・投資」という考え方
近年では、保障は割安な掛け捨て型保険で確保し、貯蓄や資産形成はiDeCoやつみたてNISAなどの制度を活用して別途行う、という考え方も一般的です。
それぞれの目的に合った効率的な手段を選ぶという視点も大切です。
どちらのタイプにも一長一短があります。
ご自身の状況や考え方を整理し、納得のいくがん保険を選びましょう。
【2025年最新】がん保険の種類を選ぶ際の比較ポイント
がん保険には様々な種類があり、保障内容や保険料も多岐にわたります。
数あるがん保険の中からご自身に最適なものを選ぶためには、いくつかの重要な比較ポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、2025年最新の情報も踏まえ、がん保険選びで失敗しないための比較ポイントを解説します。
がん保険には、契約してから保障が開始されるまでに一定の期間が設けられていることが一般的です。
この期間を「待機期間」または「免責期間」と呼びます。
多くのがん保険では、契約成立日からその日を含めて90日間(約3ヶ月)が待機期間と定められています。
この待機期間中にがんと診断された場合、残念ながら給付金を受け取ることはできません。
待機期間が設けられている主な理由は、保険加入時にすでにがんに罹患している、または自覚症状がある方の加入を防ぎ、保険契約者間の公平性を保つためです。
がん保険を検討する際は、必ず待機期間の有無とその期間を確認しましょう。
特に、他の保険からの乗り換えを検討している場合は、保障が途切れる期間(空白期間)が生じないように、新しい保険の待機期間が終了するタイミングを考慮して計画的に手続きを進めることが重要です。
待機期間の基本的な考え方については、公益財団法人 生命保険文化センターのウェブサイトでも解説されていますので、参考にしてください。
がんには、がん細胞が粘膜の最も表層(上皮)にとどまっており、基底膜を越えて浸潤していない「上皮内新生物(上皮内がん)」があります。
これは初期のがんとして扱われることが多いですが、がん保険における保障の扱いは商品によって異なります。
比較検討する際には、以下の点を確認しましょう。
- 上皮内新生物が保障の対象となっているか
- 保障対象の場合、悪性新生物(通常のがん)と同額の給付金が支払われるか、あるいは減額(例:診断給付金の50%や10%など)されるか
近年では、上皮内新生物も悪性新生物と同額の保障を提供するがん保険が増えてきていますが、依然として保障対象外であったり、給付金が減額されたりする商品も存在します。
特に女性の場合、乳がんや子宮頸がんの一部は上皮内新生物として発見されるケースも少なくありません。
ご自身の心配な部位やリスクに合わせて、上皮内新生物の保障範囲をしっかり確認することが大切です。
上皮内新生物に関する詳しい情報は、国立がん研究センターがん情報サービスの用語集なども参考になります。
| 保障タイプ | 保障の有無 | 給付金額(診断給付金の場合) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 同額保障タイプ | あり | 悪性新生物と同額 | 初期のがんにも手厚く備えられる |
| 減額保障タイプ | あり | 悪性新生物の〇〇%(例: 50%, 10%) | 保障はあるが、受け取れる金額が少ない |
| 保障対象外タイプ | なし | 支払われない | 上皮内新生物と診断されても給付金は受け取れない |
がん保険の給付金には、診断給付金、入院給付金、手術給付金、通院給付金など様々な種類がありますが、それぞれの給付金がどのような条件を満たした場合に支払われるのかを正確に把握しておくことが非常に重要です。
特に注意したい点をいくつか挙げます。
- 診断給付金
- 「初めてがんと診断確定されたとき」に一時金が支払われるのが基本ですが、複数回支払われるタイプの場合、2回目以降の支払い条件(前回の診断からの経過期間、再発・転移・継続治療の必要性、異なる部位のがんなど)は商品によって大きく異なります。
- 診断確定の基準(医師による病理組織学的所見など)も確認しましょう。
- 入院給付金
- 支払い日数に上限(60日、120日、無制限など)があるか。
- がん治療を直接の目的とした入院である必要があるか。
- 一時金で支払われるタイプの場合、入院日数は問われるか。
- 手術給付金
- 対象となる手術の種類(公的医療保険の対象となる手術か、がん治療を直接の目的とした手術かなど)。
- 手術の種類によって給付倍率が異なるか(例:開胸・開腹手術は給付金の〇倍、内視鏡手術は△倍など)。
- 放射線治療が手術給付金の対象となるか。
- 通院給付金
- 通院の理由(がん治療を直接の目的とするか)。
- 対象となる期間(退院後の一定期間のみか、入院の有無に関わらず対象か)。
- 支払い日数に上限があるか。
パンフレットやウェブサイトだけでなく、「契約概要」や「注意喚起情報」、「ご契約のしおり・約款」といった詳細な資料に必ず目を通し、不明な点は保険会社の担当者や代理店、FPなどに確認しましょう。
がん保険を選ぶ際、保険料の安さだけに注目してしまうと、いざという時に必要な保障が受けられない可能性があります。
逆に、手厚い保障を求めすぎると、月々の保険料負担が重くなり、家計を圧迫してしまうかもしれません。
大切なのは、ご自身のライフプラン、経済状況、がんに対するリスク許容度などを考慮し、無理なく支払いを続けられる保険料と、納得できる保障内容のバランスを見つけることです。
以下の点を考慮して、優先順位をつけながら検討しましょう。
- 絶対に外せない保障は何か? (例: まとまった一時金が受け取れる診断給付金、高額になりがちな先進医療特約など)
- 現在の貯蓄額でカバーできる範囲はどこまでか?
- 公的医療保険制度(高額療養費制度など)でどの程度カバーされるか?
- 家族構成や働き方(自営業か会社員かなど)による必要保障額の違いは?
複数の保険商品を比較検討し、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自身にとって最適なバランスの保険を選ぶことが重要です。
がん保険には、保険期間が一定期間(例:10年、15年)で満了し、更新することで保障を継続できる「定期タイプ(更新型)」と、保障が一生涯続く「終身タイプ」があります。
定期タイプのがん保険は、加入時の保険料が終身タイプに比べて割安な傾向にありますが、更新時にはその時点の年齢や保険料率で保険料が再計算されるため、一般的に保険料が上昇します。
特に、がん罹患リスクが高まる中高年期以降は、更新のたびに保険料が大幅に上がる可能性があります。
更新型のがん保険を選ぶ場合は、以下の点に注意が必要です。
- 更新後の保険料がどの程度になるのか、シミュレーションなどを確認する。
- 何歳まで更新が可能か(終身更新可能か、上限年齢があるか)。
- 長期的に見た場合の総払込保険料が、終身タイプと比較してどうなるか。
若い頃は保険料負担を抑えたい、あるいは一定期間だけ手厚い保障が欲しいといったニーズには定期タイプが適している場合もありますが、将来的な保険料の上昇リスクを理解した上で選択することが大切です。
長期的な保障を重視する場合は、加入時の保険料は高めでも、保険料が変わらない終身タイプを検討する価値があります。
FPが解説 失敗しないがん保険の種類の見分け方
これまでがん保険の基本的な種類や保障内容について解説してきましたが、ここではファイナンシャルプランナー(FP)の視点から、数あるがん保険の中からご自身やご家族にとって本当に最適なものを見分けるための具体的な考え方をお伝えします。
単に保障内容や保険料を比較するだけでなく、より長期的な視点で後悔しない選択をするためのポイントを押さえましょう。
がん保険選びの第一歩は、ご自身の現在のライフステージと将来のライフプランを明確にすることです。
必要な保障額や保障期間は、年齢、家族構成、収入、貯蓄状況、将来設計によって大きく異なります。
例えば、独身で経済的な基盤がまだ不安定な時期は、万が一の際に大きな負担となる治療費や収入減に備え、診断給付金を手厚くすることを優先すると良いでしょう。
一方、子育て世代で住宅ローンなどを抱えている場合は、長期にわたる治療費や収入減をカバーできる保障に加え、先進医療などの選択肢も考慮に入れると安心です。
リタイア後は、公的年金だけでは賄いきれない治療費や介護費用に備える視点が必要になります。
| ライフステージ | 主なリスク・懸念 | 重視したい保障(例) |
|---|---|---|
| 20代~30代独身 | 貯蓄が少ない、収入減による生活への影響が大きい | 診断給付金(一時金)、入院・通院給付金 |
| 30代~40代既婚(子育て期) | 住宅ローン、教育費負担、長期の収入減、家族への影響 | 診断給付金(複数回も検討)、入院・通院給付金、先進医療特約、収入保障関連特約 |
| 50代~ | がん罹患率上昇、老後資金への影響、体力低下による治療の長期化 | 終身保障、診断給付金、入院・通院給付金、先進医療特約 |
| 60代以降(リタイア後) | 公的年金だけでは不足する治療費、介護費用 | 終身保障、診断給付金(一時金)、入院給付金(日数無制限タイプも検討) |
これはあくまで一例です。ご自身の具体的な状況に合わせて、優先順位をつけて保障内容を検討することが重要です。
ご自身のがん罹患リスクを客観的に把握することも、がん保険選びの重要な要素です。年齢や性別によって罹患しやすいがんの種類や確率は異なります。
国立がん研究センターがん情報サービスの最新がん統計などを参考に、ご自身の年齢や性別におけるリスクを確認してみましょう。
また、ご家族にがんの既往歴がある場合(特に若年での発症)は、特定のがんに対するリスクが高まる可能性も考慮に入れる必要があります。
さらに、喫煙、過度な飲酒、食生活の偏り、運動不足といった生活習慣もがんリスクに影響します。
リスクが高いと考えられる場合は、保障範囲が広い(例:上皮内新生物も同額保障)、給付金の支払い条件が緩やか(例:複数回給付の条件が良い)、先進医療特約が付加できるなど、より手厚い保障内容のがん保険を検討する価値があります。
逆に、リスクが比較的低いと考えられる場合は、保障を絞って保険料を抑えるという選択肢もあります。
日本には、高額療養費制度や傷病手当金(会社員・公務員の場合)といった優れた公的医療保険制度があります。
がん治療においても、これらの制度によって医療費の自己負担はある程度抑えられます。
しかし、公的保障だけではカバーしきれない費用も少なくありません。
例えば、以下のような費用は自己負担となる可能性があります。
- 差額ベッド代(個室など)
- 先進医療にかかる技術料
- 入院中の食事代の一部
- 通院のための交通費、宿泊費
- ウィッグや補正下着などの購入費用
- 代替療法などの費用
- 治療による収入減少
高額療養費制度は、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度です。
上限額は年齢や所得によって異なります。
詳細は厚生労働省の高額療養費制度についてのウェブサイトで確認できますが、この制度があっても、月々の上限額までの自己負担や、上記のような公的保険適用外の費用は発生します。
がん保険は、この公的保障の「隙間」を埋め、経済的な不安なく治療に専念できるようにするためのものです。
ご自身の貯蓄額や公的保障の内容(特に傷病手当金の有無や期間)を踏まえ、どの程度の自己負担に備える必要があるかを考え、がん保険の必要保障額を決めましょう。
| 費用の種類 | 公的保障でのカバー | がん保険で備えたい部分 |
|---|---|---|
| 保険診療の医療費(3割負担など) | 高額療養費制度で自己負担上限あり | 上限額までの自己負担分、治療が長期化した場合の継続的な負担 |
| 先進医療の技術料 | 全額自己負担 | 先進医療特約 |
| 差額ベッド代、食事代一部 | 全額または一部自己負担 | 入院給付金、診断給付金(一時金) |
| 通院交通費、雑費 | 自己負担 | 通院給付金、診断給付金(一時金) |
| 治療中の収入減 | 傷病手当金(対象者・期間に制限あり) | 診断給付金(一時金)、収入保障関連特約 |
これまでの章でも触れてきましたが、がん保険は保険会社や商品によって、保障内容、保険料、給付条件、特約の種類などが驚くほど多様です。
「A社の診断給付金は手厚いけれど、B社は通院保障が充実している」「C社は保険料が安いが、上皮内新生物の保障が少ない」といった違いがあります。
そのため、最初から一つの商品に絞らず、必ず複数の商品を比較検討することが、失敗しないがん保険選びの鉄則です。
面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が、いざという時に「入っていてよかった」と思える保険に出会うための鍵となります。
比較する際は、単に保険料の安さだけでなく、以下の点を多角的にチェックしましょう。
- 保障内容
- 診断給付金の額と支払い条件(回数、上皮内がんの扱い)、入院・通院・手術給付金の有無と内容、先進医療特約の保障範囲など
- 診断給付金の額と支払い条件(回数、上皮内がんの扱い)、入院・通院・手術給付金の有無と内容、先進医療特約の保障範囲など
- 保険料
- 月々の支払い額、総支払い額(特に終身払いの場合)、更新時の保険料変動の有無
- 月々の支払い額、総支払い額(特に終身払いの場合)、更新時の保険料変動の有無
- 給付条件
- 診断確定の基準、入院・通院・手術の定義、複数回給付の条件(間隔、部位など)
- 診断確定の基準、入院・通院・手術の定義、複数回給付の条件(間隔、部位など)
- 待機期間(免責期間)
- 保障が開始されるまでの期間
- 保障が開始されるまでの期間
- 保険期間と払込期間
- 定期か終身か、いつまで払い込むか
保険会社のウェブサイトやパンフレット、保険比較サイトなどを活用して情報を集め、自分なりの比較表を作成してみるのも有効な方法です。
がん保険の種類は多岐にわたり、保障内容や条件も複雑です。
「どの保障を優先すべきか分からない」「比較検討してみたけれど、決め手がない」「自分のライフプランに本当に合っているか不安」など、ご自身だけで判断するのが難しいと感じることもあるでしょう。
そんな時は、保険や家計の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に相談することを検討してみてください。
FPは、特定の商品を売ることだけが目的ではなく、あなたのライフプランや家計状況全体を把握した上で、中立的な立場から最適な保険選びのアドバイスをしてくれます。
FPに相談するメリットには、以下のような点が挙げられます。
- 客観的な視点でのアドバイスがもらえる
- 複数の保険商品を比較検討してくれる
- がん保険だけでなく、医療保険や生命保険など、他の保険とのバランスも考慮してくれる
- 家計全体の状況を踏まえた無理のない保険料プランを提案してくれる
- 公的保障制度に関する情報も提供してくれる
信頼できるFPを探すには、日本FP協会のウェブサイトなどで検索したり、保険代理店や金融機関に相談したりする方法があります。
相談料がかかる場合もありますが、長期的に見て納得のいく保険選びをするための投資と考えることもできます。
一人で悩まず、専門家の力を借りることも有効な選択肢です。

「がん専門FPのCancer FP」では、医療系FPを中心に最新の医療情報とお金の情報を分析してお客様にお届けしています。
相談は完全無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
ご家族が、がんに罹患してしまって今後が不安、がん罹患後のお金はどう考えたら良いの?
そもそもがん保険っているのか?どんな悩みでもお気軽にご相談ください。
◆現役医療従事者や元医療従事者が多数
◆日本FP協会認定FPに相談が可能
◆知らずに保険を放置しておくと、生涯で最大1000万円ほど損することも!

FPが見た!がん保険加入者が語る「本当に役立った保障」と「後悔したポイント」実例集
がん保険の種類や保障内容について理解を深めても、「実際にどの保障が役立つのか」「どんな点に注意して選べば後悔しないのか」を知りたい方は多いでしょう。
保険のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)は、多くのお客様からがん保険に関する相談を受け、加入後のリアルな声に触れる機会があります。
この章では、FPが見聞きした加入者の実体験に基づき、「本当に役立った保障」と「後悔したポイント」を年代別・がん種別にご紹介します。理論だけでは見えてこない、がん保険選びのヒントがここにあります。
ライフステージによって、がん罹患時の経済的・生活的影響は異なります。ここでは、年代ごとの代表的な体験談を見ていきましょう。
30代は、キャリア形成、結婚、出産、住宅購入など、ライフイベントが重なりやすい時期です。
がん罹患は、自身の治療費だけでなく、家族の生活や将来設計にも大きな影響を与えかねません。
役立った保障:診断給付金(一時金)
事例:Aさん(35歳男性・会社員)は、胃がん(ステージⅡ)と診断されました。幸い早期発見でしたが、手術と術後の療養で約1ヶ月休職。加入していたがん保険から診断一時金として100万円を受け取りました。
この一時金があったおかげで、治療費の自己負担分はもちろん、休職中の収入減少分や、個室を希望した場合の差額ベッド代などを気にせず治療に専念できました。
「治療法の選択肢が広がっただけでなく、お金の心配が減ったことで精神的に非常に助かった」と語っていました。
後悔ポイント:入院給付金の不足
事例:Bさん(38歳女性・パート)は、乳がんと診断され入院・手術。その後、放射線治療のため通院しました。入院給付金は日額5,000円のタイプに加入していましたが、予想以上に入院が長引いたこと、また、子どもが小さいため個室を希望した際の差額ベッド代が想定以上にかかったことから、給付金だけではカバーしきれず、貯蓄を切り崩すことになりました。
「入院日額をもっと手厚くしておくか、入院日数に関わらずまとまった一時金が受け取れるタイプも検討すればよかった」と後悔されていました。
40代になると、男女ともにがん罹患率が上昇し始めます。
職場では責任ある立場を任されることも多く、健康への意識が高まる一方で、多忙さから自身の健康管理や保険の見直しが後回しになりがちな時期でもあります。
役立った保障:通院給付金
事例:Cさん(45歳男性・管理職)は、大腸がんの手術後、再発予防のために抗がん剤治療を開始。
定期的な通院が必要となり、その都度仕事を調整する必要がありました。
加入していたがん保険の通院給付金(1日あたり1万円)が、治療費の補填だけでなく、通院のための交通費や、治療による体力低下で思うように働けない期間の収入減をカバーするのに役立ちました。
「入院だけでなく、退院後の通院治療が思った以上に長く、経済的にも精神的にも負担だったので、通院保障があって本当に助かった」とのことです。
後悔ポイント:先進医療特約の未付帯
事例:Dさん(42歳女性・自営業)は、肺がんと診断されました。
治療法の選択肢として、主治医から先進医療である重粒子線治療を提案されましたが、がん保険に先進医療特約を付けていなかったため、約300万円以上かかる高額な技術料を全額自己負担する必要があり、最終的に断念せざるを得ませんでした。
「月々数百円の保険料を節約したばかりに、最善と思える治療の選択肢を狭めてしまった。万が一の可能性に備えて、先進医療特約は付けておくべきだった」と強く後悔されていました。
先進医療の対象となる治療法は随時見直されるため、特約を付帯している場合でも定期的な確認が重要です。
50代以降は、がん罹患率がさらに上昇し、退職後の生活設計も視野に入れる時期です。
体力的な衰えを感じ始める方も多く、がん治療による身体的・経済的負担はより大きくなる可能性があります。
役立った保障:複数回診断給付金
事例:Eさん(58歳男性・会社役員)は、前立腺がんと診断され、手術を受けました。
治療は成功しましたが、残念ながら5年後に再発。
最初に加入していたがん保険は診断給付金が1回のみのタイプでしたが、見直しで加入し直した新しいがん保険には、複数回診断給付金の保障が付いていました。
これにより、再発時にもまとまった一時金を受け取ることができ、長期化する治療への経済的な不安が大幅に軽減されました。
「特に退職が近づき収入減が見込まれる中で、再発・転移への備えがあるのは心強い」と話していました。
後悔ポイント:保障内容の見直し不足(終身保障の必要性)
事例:Fさん(62歳女性・主婦)は、40代で加入した定期タイプのがん保険を更新し続けていました。
しかし、60歳を過ぎた更新時に保険料が大幅に上がり、負担に感じて継続を断念。
そのわずか1年後、乳がんの再発が判明しました。
無保険状態での高額な治療費に直面し、「若い頃は保険料が安い定期タイプで十分だと思っていたが、がんリスクが高まる高齢期に保障がなくなる可能性を考えていなかった。
もっと早く終身タイプのがん保険を検討するか、保険料が上がる前に保障内容を見直すべきだった」と痛感されていました。
がんの種類によって、主な治療法、治療期間、かかる費用、そして再発・転移のリスクは異なります。
そのため、罹患するがん種によって「特に役立った」と感じる保障にも違いが見られます。
ここでは、代表的ながん種における治療の特徴と、加入者が重視した保障、後悔したポイントの傾向をまとめました。
| がん種 | 治療の特徴(一般的な傾向) | 特に役立った保障(傾向) | 加入者が感じた注意点・後悔ポイント |
|---|---|---|---|
| 胃がん・大腸がん | 早期発見が多く、内視鏡手術や腹腔鏡手術が中心。 進行度によっては開腹手術や化学療法(抗がん剤)、放射線治療も行われる。 | 診断給付金(治療選択肢の確保、初期費用)、手術給付金 | 診断給付金の金額設定(自由診療や差額ベッド代も考慮)、通院保障の有無(術後の経過観察や補助療法)、上皮内新生物の保障範囲 |
| 肺がん | 手術、放射線治療、薬物療法(分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など)を組み合わせることが多い。 治療が長期化しやすく、高額な薬剤を使用するケースも。 | 診断給付金(高額な薬剤費への備え)、通院給付金、抗がん剤治療特約、先進医療特約 | 診断給付金の複数回払いや支払い条件(薬剤耐性による治療変更への備え)、自由診療や未承認薬治療への対応、終身保障の必要性 |
| 乳がん | 手術(温存・全摘)、放射線治療、ホルモン療法、化学療法(抗がん剤)、分子標的薬など治療法が多様。 術後のホルモン療法が長期に及ぶことも。 再発・転移のリスクも考慮が必要。 | 診断給付金(治療選択、収入減補填)、通院給付金(長期治療対応)、女性特有のがん特約(乳房再建等) | 診断給付金の複数回払い(再発・転移への備え)、長期の通院・投薬に対する保障、外見ケア費用(ウィッグ、補正下着等)は基本的に保障対象外である点 |
| 前立腺がん | 進行が比較的緩やかで、無治療経過観察(監視療法)、手術、放射線治療(強度変調放射線治療(IMRT)や重粒子線治療など)、ホルモン療法などが選択される。 高齢での罹患が多い。 | 診断給付金、先進医療特約(高精度放射線治療への備え) | 高齢でも加入できるか、保険期間(終身保障の必要性)、先進医療の選択肢と費用負担、診断給付金の支払い条件(がんの進行度など) |
※上記はあくまで一般的な傾向であり、個々の病状や治療方針によって必要となる保障は異なります。
がん治療に関する最新かつ詳細な情報については、国立がん研究センター がん情報サービスなどの信頼できる情報源をご確認ください。
これまでの実例を踏まえ、がん保険選びで後悔しないために、FPとして特に重要だと考えるチェックポイントをまとめます。
診断給付金の価値を最重要視する
がんと診断された時点でまとまった一時金を受け取れる診断給付金は、治療費だけでなく、収入減少の補填、代替療法の費用、家族の生活費など、使途が自由な点が最大のメリットです。
給付額はもちろん、複数回支払いの有無や条件、上皮内新生物(初期のがん)での給付割合などをしっかり比較検討しましょう。
入院から通院へシフトする治療実態に備える
医療技術の進歩により、がん治療は入院日数が短期化し、通院での抗がん剤治療や放射線治療が主流になっています。
入院給付金だけでなく、通院給付金の保障を手厚くすること、あるいは通院治療をカバーする特約(抗がん剤治療特約など)を検討することが、現在の治療実態に合った備えと言えます。
先進医療特約は「必要性」と「保険料」のバランスで判断
先進医療を受ける可能性は現時点では高くありませんが、いざという時に数百万円単位の自己負担が発生するリスクがあります。
多くの場合、先進医療特約の保険料は月々数百円程度と比較的安価です。
「万が一の高額出費へのお守り」として、付帯を検討する価値は十分にあるでしょう。
ライフステージの変化に応じた定期的な見直しを習慣化する
一度加入したら終わりではなく、結婚、出産、転職、住宅購入といったライフイベントや、収入の変化、がん治療の進歩に合わせて、保障内容が現状に合っているかを確認することが重要です。
特に、保険期間が決まっている定期タイプのがん保険は、更新時の保険料上昇や保障終了リスクがあるため、少なくとも5年に一度は見直しを行い、必要に応じて保障内容の変更や終身タイプへの切り替えなどを検討しましょう。
「自分にとっての必要性」で判断する
勧められるがままに加入したり、保険料の安さだけで飛びついたりするのは避けましょう。
ご自身の年齢、性別、家族構成、経済状況、健康状態、そしてがんに対する考え方(どこまで備えたいか)を考慮し、複数の保険商品を比較検討した上で、納得できるがん保険を選ぶことが、後悔しないための最も重要なポイントです。
これらの実例やアドバイスが、数多くのがん保険の種類の中から、あなた自身やご家族にとって本当に必要で、納得のいく保障を見つけるための一助となれば幸いです。
もし迷った場合は、信頼できるFPなどの専門家に相談することも有効な手段です。
たったの30秒!
\自分に合った保険がすぐわかる/
⇒無料相談はこちら
まとめ
がん治療の経済的負担に備えるため、がん保険の必要性が高まっています。
がん保険には主契約型や特約型、診断給付金や入院給付金といった保障内容、定期型や終身型など様々な種類があります。
失敗しないためには、待機期間や上皮内新生物の保障有無、給付金の支払い条件をしっかり確認することが重要です。
ご自身のライフプランやリスクを踏まえ、保障内容と保険料のバランスを比較検討し、最適な一枚を選びましょう。迷った際はFPなど専門家への相談も有効です。
\いざという時に困らないために/
「かんたん」10秒で相談!
⇒LINEで無料相談はこちら




