遺伝子検査の種類は、医療機関で受けるものから自宅で手軽にできるものまで様々で、どれを選べばいいか迷っていませんか?
この記事では、病気のリスクや体質改善など目的別に、各検査でわかること・費用・精度の違いを徹底比較。
この記事を読めば、数ある種類の中からあなたに最適な遺伝子検査がどれなのかが明確になり、納得して選べるようになります。

そもそも遺伝子検査とは?
遺伝子検査とは、自分自身の「体の設計図」ともいえる遺伝情報を読み解き、生まれ持った体質や病気へのかかりやすさといった傾向を知るための検査です。
私たちの体は約37兆個の細胞からできており、その一つひとつに遺伝情報を持つ「DNA」が含まれています。
遺伝子検査では、このDNAの塩基配列と呼ばれる情報を解析します。
ヒト同士のDNA配列は約99.9%が共通ですが、残りのわずか0.1%の違いが、髪の色や目の色といった外見だけでなく、病気のリスクや体質などの個人差(個性)を生み出しているのです。
この「設計図」を読み解くことで、自分だけの体の特徴を深く理解し、より効果的な健康管理につなげることが遺伝子検査の大きな目的です。
遺伝子検査でわかることの全体像
- 病気の発症リスク
がんや糖尿病、高血圧といった生活習慣病や、特定の遺伝性疾患など、将来かかりやすい可能性のある病気の遺伝的リスクを評価します。 - 体質や身体的特徴
肥満のタイプ、肌質、髪質、アルコールの分解能力、持久力のレベルといった、生まれ持った体質に関する情報を知ることができます。
これにより、自分に合ったダイエット法やスキンケア、トレーニング方法を見つけるヒントになります。 - 祖先のルーツ
自分の祖先がどのような地域に由来するのかを、遺伝情報からたどることも可能です。
ただし、ここで非常に重要なのは、遺伝子検査の結果は「未来を断定する予言」ではないということです。
例えば、ある病気のリスクが高いと判定されても、必ずその病気を発症するわけではありません。
遺伝子検査は、あくまでご自身の体質的な傾向を把握し、生活習慣を見直すきっかけとして活用することが大切です。
検査方法による違い 唾液や血液で何がわかる?
遺伝子検査というと、「血液をたくさん抜くのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、現在では痛みなく手軽にできる方法が主流です。
なぜなら、私たちの体の細胞は、一部の例外を除いて全て同じ遺伝情報を持っているからです。
では、なぜ検体の種類が違うのでしょうか。それは、検査の目的や手軽さ、得られるDNAの質や量に違いがあるためです。
| 検体の種類 | 採取方法 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 唾液 | 専用キットに唾液を入れる、または綿棒で頬の内側をこする。 | 自宅でできるDTC遺伝子検査(病気のリスクや体質検査など) | 痛みがなく、自宅で簡単に採取できるのが最大のメリットです。 子どもから高齢者まで安心して利用できます。 |
| 血液 | 医療機関で腕などから採血する。 | 医療機関での診断、がんゲノム医療、出生前診断など、より精密な情報が必要な検査 | 医師の管理下で採取するため、高品質で安定した量のDNAを得やすいです。 診断や治療方針の決定など、高い精度が求められる場面で用いられます。 |
このように、自宅で手軽に自分の体質や病気のリスクを知りたい場合は「唾液」、病気の確定診断や治療方針を決めるために専門的な検査が必要な場合は「血液」が主に使われる、と覚えておくと良いでしょう。
どちらの方法を選ぶかは、遺伝子検査を受ける目的によって決まります。
【医療機関と自宅】遺伝子検査の主な種類
遺伝子検査は、受ける場所によって大きく「医療機関で受ける検査」と「自宅でできる検査」の2つに分けられます。
この2つは目的やわかること、費用、そして結果の重みが全く異なります。
あなたの目的や知りたいことに合わせて、どちらの種類が適切かを理解することが、後悔しないための第一歩です。
医療機関で受ける遺伝子検査は、医師が病気の診断や治療方針の決定といった「医療行為」として行います。
それぞれの種類について、詳しく見ていきましょう。
医療機関で受ける遺伝子検査の種類
医師の判断に基づき、診断や治療、予防などを目的として行われる遺伝子検査です。
検査の多くは健康保険が適用される場合がありますが、そのためには厳しい条件が定められています。
病気の診断や治療方針を決めるための検査
特定の症状から疑われる遺伝性疾患の確定診断や、効果的な治療法を選択するために行われます。
例えば、がん細胞に起きている遺伝子の変化を調べることで、効果が期待できる分子標的薬を選択するといった目的で実施されます。
また、薬の副作用が出やすい体質かどうかを事前に調べる「ファーマコゲノミクス(PGx)検査」もこれに含まれます。
- 遺伝性疾患の確定診断
筋ジストロフィーやハンチントン病など、特定の遺伝子の変異によって起こる病気の診断を確定させます。 - 薬剤応答性の評価
特定の抗がん剤やその他の薬剤が、その患者さんに対して効果的か、あるいは重い副作用を引き起こすリスクがないかを予測します。 - 遺伝性腫瘍の診断
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)など、生まれつき特定の遺伝子に変異があり、がんになりやすい体質かどうかを調べます。
NIPT(新型出生前診断)などの出生前検査
NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)は、妊娠中にお母さんの血液を採取し、そこに含まれる赤ちゃんのDNA断片を分析することで、胎児の染色体異常(ダウン症候群、エドワーズ症候群、パタウ症候群など)の可能性を調べる検査です。
従来の羊水検査などと比べて流産のリスクがなく、妊娠の早い時期から検査できるのが特徴です。
がんパネル検査などのゲノム医療
がんゲノム医療の中核をなす検査で、「がん遺伝子パネル検査」とも呼ばれます。患者さんのがん組織や血液を用いて、がんの発生や増殖に関連する数百の遺伝子を一度に調べ、遺伝子の変化(変異)を見つけ出す検査です。
この検査によって、個々のがんの特性に合わせた最適な治療薬(分子標的薬など)が見つかる可能性があります。
2019年6月から一部の検査は公的医療保険の適用対象となっており、「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」や「OncoGuide NCC Oncopanel System」などが知られています。
ただし、保険適用で検査を受けるには「標準治療がない、または終了した固形がん」などの条件を満たす必要があります。
自宅で手軽にできるDTC遺伝子検査の種類
DTC(Direct-to-Consumer)遺伝子検査は、医療機関を介さずに、利用者がインターネットなどで直接購入できるサービスです。
唾液などを採取して郵送するだけで、自分の遺伝的な傾向を知ることができます。
ただし、これらは医療的な診断を行うものではなく、あくまで自身の体質傾向や疾患のリスクを知るための参考情報として活用するものです。
日本では「GeneLife」や「ChatGENE PRO」などのサービスが有名です。
将来の病気リスクがわかる検査
がんや糖尿病、高血圧といった生活習慣病など、さまざまな病気について、遺伝的にどのくらい発症しやすいかのリスク傾向を統計データに基づいて評価します。
例えば、「日本人の平均と比較して、あなたはこの病気になるリスクが1.5倍です」といった形で結果が示されます。
この結果は、生活習慣を見直すきっかけ作りにはなりますが、リスクが高いからといって必ず発症するわけではなく、逆に低いからといって安心できるものでもありません。
ダイエットや美容に活かせる体質がわかる検査
肥満に関する遺伝子を調べることで、「糖質の代謝が苦手」「脂質の代謝が苦手」といった太りやすさのタイプや、筋肉のつきやすさなどの体質を知ることができます。
また、肌質(シミやシワのできやすさ)、髪質(薄毛のリスク)など、美容に関する遺伝的傾向もわかります。
これらの情報を参考に、自分に合った食事法や運動、スキンケアなどを選択するヒントとして活用されています。
自分のルーツや祖先がわかる検査
自分の遺伝子が、世界中のどの地域の集団と共通の祖先を持つのかを分析するサービスです。
ミトコンドリアDNAなどを解析し、何万年も前の祖先がどのようなルートで移動してきたか(ハプログループ)や、自分の民族的な構成比率(日本人〇%、東南アジア系〇%など)を知ることができます。
学術的な興味や、自身のアイデンティティを探るエンターテイメントとして人気があります。
遺伝子検査の違いを項目別に比較
遺伝子検査には、医療機関で受けるものと自宅でできるDTC(消費者直接販売)遺伝子検査があり、それぞれに大きな違いがあります。
ご自身の目的に合わない検査を選んで後悔しないために、ここでは両者の違いを4つの重要な項目で徹底的に比較・解説します。
検査精度と科学的根拠の違い
遺伝子検査を選ぶ上で最も重要なのが、その「精度」と「科学的根拠」です。
診断目的か情報提供目的かという根本的な違いが、精度と根拠の差に直結します。
医療機関で実施される遺伝子検査は、医師が病気の診断や治療方針の決定に用いるため、極めて高い精度が求められます。
つまり、その結果は診断に足るものとして、高い信頼性があります。
一方、DTC遺伝子検査は医療行為ではなく、あくまで個人の体質や病気のリスク傾向に関する情報提供を目的としています。
そのため、検査の品質や解析結果の科学的根拠は、提供する企業によって大きく異なります。
中には研究段階の知見を基にしたサービスも含まれるため、結果の解釈には注意が必要です。
| 項目 | 医療機関の遺伝子検査 | DTC遺伝子検査 |
|---|---|---|
| 目的 | 病気の確定診断、治療方針の決定、発症前診断など(医療行為) | 体質傾向や疾患リスクなどの情報提供(非医療行為) |
| 信頼性 | 非常に高い。国の承認を受けた検査法や国際基準を満たす検査室で実施。 | 企業により様々。科学的根拠が十分でない場合もある。 |
| 法的規制 | 医薬品医療機器等法(薬機法)などの規制対象 | 直接的な法的規制は限定的(個人情報保護法などは適用) |
わかる範囲と項目数の違い
遺伝子検査で「何がわかるのか」は、その種類によって大きく異なります。
項目数の多さだけでなく、自分の目的に合った範囲を解析してくれるかどうかが重要です。
医療機関の検査は、特定の目的(例:遺伝性乳がんの診断)のために、関連する特定の遺伝子(例:BRCA1/2遺伝子)を深く、詳細に調べます。
がんゲノム医療における「がん遺伝子パネル検査」では、数百個のがん関連遺伝子を一度に調べ、最適な抗がん剤を探すために行われます。
このように、目的が明確で、深掘りした解析が特徴です。
対照的に、DTC遺伝子検査は、より広範な項目を網羅的に調べることが多いです。
肥満や肌質といった体質、生活習慣病などの将来の疾患リスク、さらには祖先のルーツまで、数十から数百項目にわたる幅広い情報を提供します。
| 項目 | 医療機関の遺伝子検査 | DTC遺伝子検査 |
|---|---|---|
| 解析範囲 | 狭く、深い。特定の疾患に関連する遺伝子に絞って詳細に解析。 | 広く、浅い。体質、疾患リスク、祖先など多岐にわたる項目を網羅的に解析。 |
| 項目数 | 目的により1個〜数百個(がんパネル検査など) | 数十〜数百項目以上と非常に多い傾向。 |
| わかることの例 | 遺伝性疾患の確定診断、がんの治療薬選択、出生前診断など | 肥満タイプ、肌質、アルコールの強さ、将来の生活習慣病リスクなど |
費用相場と保険適用の有無の違い
遺伝子検査にかかる費用は、検査の種類と目的によって大きく変動します。
医療機関の検査は目的によって保険適用か自費かが決まり、費用も大きく変動します。
医療機関で受ける検査のうち、医師が病気の診断や治療に必要と判断した場合は、健康保険が適用されます。
例えば、一部のがん遺伝子パネル検査は、条件を満たせば保険診療となり、自己負担額は高額療養費制度の対象にもなりますが、それでも10万円を超えることがあります。
一方、NIPT(新型出生前診断)のように個人の希望で行う検査は自由診療となり、全額自己負担で十数万円から数十万円の費用がかかります。
DTC遺伝子検査は、すべて自費(保険適用外)です。
| 項目 | 医療機関の遺伝子検査 | DTC遺伝子検査 |
|---|---|---|
| 費用相場 | 保険適用:数万円程度(3割負担の場合) 自由診療:十数万円~数十万円以上 | 数千円~数万円程度 |
| 保険適用 | 条件を満たせば適用あり。 例:遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の診断、一部のがん遺伝子パネル検査など。 | すべて保険適用外(自費)。 |
| 備考 | 高額療養費制度の対象となる場合がある。 | サービス内容や項目数によって価格が変動する。 |
結果の伝え方とアフターフォローの違い
検査結果をどのように受け取り、その後の生活にどう活かすかは非常に重要です。
検査結果をどう受け止め、どう活かすかという点で、専門家によるアフターフォローの有無は非常に大きな違いとなります。
医療機関では、検査結果は医師や認定遺伝カウンセラー®といった専門家から、対面で直接説明されます。
これは「遺伝カウンセリング」と呼ばれ、結果が持つ医学的な意味だけでなく、ご本人やご家族に与える心理的・社会的な影響についても相談できる重要なプロセスです。
不安や疑問に対して専門的なサポートを受けながら、今後の健康管理や治療について一緒に考えていくことができます。
DTC遺伝子検査の場合、結果はウェブサイトや専用アプリ上のレポートで通知されるのが一般的です。
専門家による個別の結果説明やカウンセリングは基本的には含まれていません(一部オプションで提供する企業もあります)。
| 項目 | 医療機関の遺伝子検査 | DTC遺伝子検査 |
|---|---|---|
| 結果の伝達方法 | 医師や認定遺伝カウンセラー®から対面で説明。 | ウェブサイトやアプリのレポートで通知。 |
| アフターフォロー | 遺伝カウンセリングなど手厚い専門的サポートがある。 | 基本的に自己解釈。専門家による個別サポートは限定的。 |
| メリット | 結果を正確に理解でき、心理的サポートも受けられる。 | 手軽に結果を確認できる。 |
| デメリット | 医療機関へ足を運ぶ必要がある。 | 結果の解釈に迷ったり、不安を感じたりする可能性がある。 |
もし、ご自身の目的に最適な検査がどれか判断に迷う場合や、検査結果の解釈について不安を感じる場合は、専門家への相談をおすすめします。
以下のリンクから、お気軽にご相談ください。
また、遺伝子検査のおすすめや選び方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

検査を受ける前に知っておきたい注意点
遺伝子検査は、自分の身体について深く知るための有効なツールですが、その一方で、受ける前に必ず理解しておくべき注意点がいくつか存在します。
メリットだけでなく、潜在的なリスクや課題を正しく認識することが、後悔しないための第一歩です。
遺伝子情報の取り扱いとプライバシー保護
遺伝情報は、生涯変わることのない「究極の個人情報」です。
そのため、その取り扱いには最大限の注意が払われなければなりません。
検査を受ける前に、その事業者がどのように個人情報を保護しているか、ご自身の目でしっかりと確認することが極めて重要です。
特に、自宅で手軽に受けられるDTC遺伝子検査を利用する際は、以下の点を必ずチェックしましょう。
多くの事業者は、国が定める「個人遺伝情報保護ガイドライン」などに沿って個人情報を管理していますが、その遵守レベルは事業者によって異なります。
検査を申し込む前には、プライバシーポリシーや同意説明文書を隅々まで読み、理解・納得した上で同意するようにしてください。
| 確認項目 | チェックすべき内容の例 |
|---|---|
| 情報の利用目的 | 検査や結果提供以外の目的(研究利用、第三者への提供など)に利用される可能性はないか。その場合、匿名化などの措置は取られるか。 |
| 保管・管理体制 | どのようなセキュリティ対策が講じられているか。情報の保管期間は定められているか。将来的に試料や情報を破棄してもらえるか。 |
| 第三者への提供 | 警察の捜査や裁判など、法的な要請があった場合に情報が提供される可能性はあるか。研究機関や製薬会社などに提供されることはあるか。 |
| 海外への移転 | 解析などが海外の機関で行われる場合、日本の個人情報保護法と同等の保護が受けられるか。 |
検査結果がもたらす心理的な影響について
遺伝子検査の結果は、時としてご自身やご家族に大きな心理的影響を与える可能性があります。
特に、がんや難病などの疾患リスクに関する情報を知ることは、大きな不安やストレスにつながることも少なくありません。
知っておくべき重要な点は、検査結果はあくまで「リスクの高さ」や「体質の傾向」を示すものであり、将来の健康状態を予言する確定診断ではないということです。
例えば、「がんのリスクが高い」という結果が出たとしても、必ずがんを発症するわけではありません。
逆に、「リスクが低い」からといって、絶対に発症しないとも言い切れないのです。
また、ご自身の遺伝情報を知ることは、血縁者であるご家族も同じような遺伝的特徴を持つ可能性を示唆します。
結果をどのように家族と共有するのか、あるいは共有しないのか、事前に考えておくことも大切です。
予期せぬ結果に一人で悩みを抱え込まないためにも、必要に応じて遺伝カウンセリングなどの専門的なサポートを受けることも視野に入れましょう。
結果の解釈には専門的な知識が必要な場合も
遺伝子検査のレポートは、専門用語や統計的な数値(オッズ比など)を用いて解説されることが多く、その内容を正しく理解するには専門的な知識が求められる場合があります。
特にDTC遺伝子検査では、医師の診断や指導を伴わないため、結果を自己判断で過大解釈したり、誤った理解をしてしまったりするリスクがあります。
例えば、特定のリスクが高いという結果だけを見て過度に不安になったり、逆にリスクが低いという結果を鵜呑みにして不健康な生活を続けてしまったりするのは、本来の検査の目的から外れてしまいます。
結果の解釈に迷ったり、具体的な健康管理にどう活かせばよいか分からなかったりする場合は、安易に自己判断せず、かかりつけ医や遺伝の専門家(臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラー®など)に相談することをおすすめします。
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どの検査を選べばいいか迷ったら専門家へ相談を
遺伝子検査には、医療機関で受けるものから自宅で手軽にできるDTC遺伝子検査まで、非常に多くの種類が存在します。
それぞれ目的やわかること、検査の精度も異なるため、どの検査が自分にとって最適なのかを判断するのは簡単ではありません。
もしあなたがどの検査を選ぶべきか迷っているなら、自分一人で判断するのではなく、まずは遺伝子医療の専門家に相談することをおすすめします。
自分に最適な検査の種類を見つけるために
遺伝子検査を受ける目的は人それぞれです。「将来のがんリスクを知りたい」「自分の体質に合ったダイエット方法を見つけたい」「生まれてくる赤ちゃんの健康について調べておきたい」など、目的が異なれば選ぶべき検査も全く異なります。
専門家への相談は、数ある選択肢の中から、あなたの目的や健康状態、家族歴、そして不安に思っていることを整理し、本当にあなたに必要な検査は何かを一緒に見つけるための重要なプロセスです。
例えば、血縁者に特定のがんになった人が多いことを心配している場合、DTC遺伝子検査でわかる一般的なリスク情報だけでは不十分かもしれません。
このようなケースでは、医療機関で特定の遺伝性腫瘍に関する遺伝学的検査を検討する必要があるかなど、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラー®︎といった専門家が適切なアドバイスをしてくれます。
的確な検査を選ぶことは、納得のいく結果を得て、それを今後の人生に活かすための第一歩となるのです。
検査結果を正しく理解し今後に活かすために
遺伝子検査の結果は、専門的な用語や統計的なデータで示されることが多く、その意味を個人で正確に解釈するのは非常に難しい場合があります。
特に、病気のリスクに関する結果が出た場合、その数値だけを見て過度に安心したり、逆に不必要に大きな不安を抱えてしまったりする可能性があります。
専門家は、検査結果が持つ医学的な意味を分かりやすく解説し、あなたが結果を正しく理解し、冷静に受け止められるようサポートしてくれます。
遺伝カウンセリングなどの場では、検査結果が良いものでも悪いものでも、その情報を今後の健康管理やライフプランにどう活かしていくか、具体的なアクションについて一緒に考えることができます。
| 項目 | 自分で結果を解釈する場合 | 専門家に相談する場合(遺伝カウンセリングなど) |
|---|---|---|
| 理解の正確さ | 専門用語や統計データの誤解が生じやすい。 | 医学的・遺伝学的に正確な情報を分かりやすく得られる。 |
| 心理的負担 | 予期せぬ結果に一人で向き合う必要があり、不安が増大する可能性がある。 | 心理的なサポートを受けながら、結果と向き合うことができる。 |
| 今後の行動計画 | どう行動すれば良いか分からず、具体的なアクションにつながりにくい。 | 健康管理や予防策、家族との共有など、具体的な次のステップを一緒に考えられる。 |
| 情報の網羅性 | 検査結果の範囲内の限定的な情報しか得られない。 | 関連する他の疾患リスクや最新の医療情報、利用可能な社会的サポートなど、幅広い情報提供が受けられる。 |
まずはあなたの目的や不安をお聞かせください
遺伝子検査について考え始めると、さまざまな疑問や不安が浮かんでくることでしょう。
一人で悩まず、まずは専門家への相談から始めてみませんか?
遺伝カウンセリングなどを実施している医療機関では、検査を受けることを前提とせず、相談だけでも受け付けている場合がほとんどです。
- 自分や家族の病歴から、どの遺伝子検査を検討すべきか知りたい。
- 遺伝子検査を受けるメリットとデメリットを詳しく聞きたい。
- 検査結果がもし陽性だった場合、どのような医療的選択肢があるのか知りたい。
- DTC遺伝子検査の結果が出たが、内容がよく分からないので解説してほしい。
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- 全国の遺伝子医療実施施設の検索
全国遺伝子医療部門連絡会議のウェブサイトでは、遺伝子医療を行っている施設を地域別に探すことができます。 - 認定遺伝カウンセラー®︎の検索
日本認定遺伝カウンセラー協会のウェブサイトでは、お近くの認定遺伝カウンセラー®︎を探すことが可能です。 - 当社の無料相談窓口
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まとめ
遺伝子検査には、医療機関で受ける診断目的の検査と、自宅でできるDTC検査があります。
両者はわかることや精度、費用が大きく異なり、それぞれにメリットと注意点が存在します。
後悔しないために最も重要なのは、あなたが何を知りたいのかという目的を明確にすることです。
ご自身の目的に合った検査を選び、結果を正しく理解して、健康管理やライフプランに役立てましょう。
もし選択に迷う場合は、専門家への相談も検討してください。



