202X年12月19日、メットライフ生命保険株式会社主催の代理店向け研修会において、日本対がんファイナンシャル・プランナーズ協会(以下JCFP)代表理事である 川原拓人 が登壇し、プレゼンテーション大会「Y-club プレゼンピック」で優勝を果たした提案手法について実演と解説を行いました。
本研修会は、同大会での優勝実績を受け、そのナレッジを広く共有するために開催されたもので、小児がんを取り巻く社会課題と、それを解決するための金融的なアプローチについて、具体的な事例を交えて講演しました。
講演テーマ:「今届ける、子どもの安心保障~小児がんの情報整理と児童手当の活用~」
講演では、単なる保険商品の説明にとどまらず、Cancer FP®の視点から日本の医療制度が抱える課題に深く切り込みました。
1. 「ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス」の現実と経済的リスク
日本の医療現場において、欧米では承認されている治療薬が国内では未承認・適応外であるために使用できない「ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス」の問題が深刻化しています 。
特に小児がん領域においては、未承認薬を使用するために数千万円規模(例:約5,500万円) の自己負担が発生する事例も存在します 。
講演では、「治療法があるにもかかわらず、経済的な理由で諦めざるを得ない」という事態を防ぐことの重要性を強調しました 。
2. 「児童手当」を未来を守る原資へ
こうした経済的リスクへの解決策として、2024年10月より拡充された「児童手当」 を有効活用するプランを提示しました 。
支給される手当を単に消費するのではなく、お子様の「命」と「未来」を守るための原資として捉え直し、以下の備えに充てる手法です 。
命の選択肢を守る:自由診療や未承認薬にかかる高額な費用にも対応できる、がん保険(ガードネクスト等)による備え 。
将来の選択肢を広げる:教育資金や将来の夢を支えるための資産形成(ライフインベストネクスト等)による備え 。
公的制度と民間保険を組み合わせることで、家計への負担を抑えつつ、万が一の際にも最善の治療を選択できる体制づくりについて解説し、参加された代理店の皆様より高い評価をいただきました。
今後の展望
JCFPでは、がんになっても安心して暮らせる社会の実現を目指し、医療と金融の両面から生活者を支える活動を続けています。
今後も講演や研修を通じて、正しい知識の普及とFPのスキルアップに貢献してまいります。



