免疫療法とは?がん治療の種類と保険の選び方を解説
がん保険で免疫療法の治療費はカバーされる?最新のがん治療、保険適用の現状や選び方、高額な治療費を軽減する方法について詳しく解説
がん治療の最新動向
がん治療は最近、かなり進歩を進めており、従来の治療法に加えて新たなアプローチが登場しています。 その中でも、患者自身の免疫機能を活用する免疫療法は、がんの根本的な治療を目指す方法として注目されています。
⚪︎がん治療の進化
これまで、がん治療は主に手術、抗がん剤治療、放射線治療の三本柱で進められてきました。 しかし、これらの治療法には副作用や再発のリスクが伴うため、より効果的な体に負担の少ない新たな治療法が求められています。
・免疫チェックポイント阻害薬
がん細胞は、免疫細胞の攻撃を回避するための防御機能を持っています。免疫チェックポイント阻害薬は、この防御機能を解除し、免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようにする治療法です。 一部のがんでは高い効果が確認されており、今後さらに適用範囲が広がると期待されています。
・CAR-T細胞療法
患者のT細胞(免疫細胞)を遺伝子改変し、がん細胞をより効率的に攻撃できるようにする治療法です。現在は主に血液がんの治療に用いられていますが、将来的には固形がんへの応用も研究が進められています。
⚪︎免疫療法の位置付け
免疫療法は、がん治療の第四の選択肢として注目されています。従来の治療法とは異なり、免疫機能を活性化させることでがんを攻撃する仕組みです。比較的副作用が少なく、治療効果の持続が期待できるため、特に再発や再発がんの患者にとって望ましい選択肢となっています。
がん治療は今後も進化を続けていく中で、免疫療法の役割はさらに重要になっていくと考えられます。次のは、抗がん剤治療と免疫療法の違いについて詳しく解説します。
抗がん剤治療と免疫療法の比較
がん治療にはさまざまな選択肢があり、その中でも抗がん剤治療と免疫療法は大きく異なるアプローチを持っています。抗がん剤はがん細胞を直接攻撃するのに対し、免疫療法は体の免疫システムを活性化させてがんを排除することを目的としています。本記事では、それぞれの特徴や違い、メリットとデメリットについて詳しく解説します。
1. 抗がん剤治療とは
抗がん剤治療は、がん細胞の増殖を抑えたり、死滅させたりするための薬剤を用いた治療法です。化学療法とも呼ばれ、がんの種類や進行度に応じて単独で使用されたり、手術や放射線治療と組み合わせて行われます。
・抗がん剤の主な仕組み
抗がん剤は、細胞分裂を活発に行うがん細胞を標的にして作用します。薬剤によっては、DNAの複製を妨害するものや、がん細胞の成長に必要な特定のタンパク質を阻害するものなど、さまざまな種類があります。
メリット
- 体内の広範囲に作用し、転移したがんにも対応できる
- がんの進行を抑えることで、手術や放射線治療の効果を高める
- 一定のデータや治療実績が豊富で、標準治療として確立されている
デメリット
- 正常な細胞にも影響を与えるため、副作用が強い
- 吐き気、脱毛、免疫低下などの症状が生じることがある
- 長期間の使用で薬剤耐性が生じる可能性がある
2. 免疫療法とは
免疫療法は、患者自身の免疫機能を活性化させてがんを攻撃する治療法です。がん細胞は免疫の攻撃を回避する仕組みを持っていますが、免疫療法ではそれを阻害し、免疫細胞ががんを認識しやすくすることで治療効果を発揮します。
・主な免疫療法の種類
- 免疫チェックポイント阻害薬:がん細胞が免疫細胞の働きを抑制する仕組みを解除する
- CAR-T細胞療法:T細胞を遺伝子改変してがん細胞を攻撃しやすくする
メリット
- 正常な細胞への影響が少なく、副作用が比較的少ない
- 一度免疫が活性化されると、効果が持続することがある
- 他の治療法と併用することで、相乗効果を期待できる
デメリット
- 全てのがんに有効とは限らず、効果が出るかどうかに個人差がある
- 費用が高額になりやすく、保険適用の範囲が限られている
- 免疫の過剰反応により、自己免疫疾患のリスクがある
3. どちらの治療を選ぶべきか
抗がん剤治療と免疫療法には、それぞれ異なる特徴があるため、どちらが適しているかはがんの種類や進行度、患者の体調などによって異なります。一般的に、抗がん剤は標準治療として広く使用されており、免疫療法は一部のがんに対して補助的に用いられることが多いです。
どちらの治療を選ぶか迷った場合は、主治医とよく相談し、最新の研究や治療実績を参考にすることが重要です。次のセクションでは、がん治療にかかる費用と保険適用状況について詳しく解説します。
がん治療にかかる費用と保険適用状況
1. がん治療にかかる主な費用
がん治療にかかる費用は、治療の種類や内容、入院期間などによって大きく異なります。以下に、主な治療法ごとの費用の目安を示します。
・手術療法
手術によるがん治療の費用は、がんの種類や手術の内容、入院期間によって異なります。例えば、聖路加国際病院のデータによれば、以下のような費用が報告されています。
- 肺がん(胸腔鏡下肺葉切除術):平均入院日数7日間、自己負担額約60万円
- 胃がん(腹腔鏡下幽門側胃切除術):平均入院日数10日間、自己負担額約50万円
- 大腸がん(腹腔鏡下S状結腸切除術):平均入院日数13日間、自己負担額約40万円
- 乳がん(乳房部分切除術およびセンチネルリンパ節生検):平均入院日数3日間、自己負担額約27万円
- 子宮がん(広汎子宮全摘術):平均入院日数9日間、自己負担額約40万円
※上記費用は3割負担の場合の目安であり、食事代や差額ベッド代は含まれていません。
・放射線治療
放射線治療の費用は、治療の種類や回数によって異なります。例えば、重粒子線治療は公的医療保険が適用されない場合が多く、全額自己負担となるケースがあります。大阪重粒子線センターでは、自由診療による重粒子線治療の照射技術料は約314万円(消費税別)とされています。
・薬物療法
抗がん剤治療や分子標的治療薬などの薬物療法の費用は、使用する薬剤や治療期間によって大きく異なります。公的医療保険が適用される場合、自己負担は1~3割となりますが、高額な薬剤を使用する場合、自己負担額が高額になることがあります。
2. 公的医療保険の適用状況
日本の公的医療保険制度では、原則として有効性や安全性が確認された検査や治療が保険適用の対象となります。自己負担割合は年齢や所得により異なりますが、70歳未満の成人では3割負担が一般的です。
保険適用外の治療
- 先進医療
- 公的医療保険の対象外の先進的な医療技術等について、通常の保険診療との併用を厚生労働大臣が認めたものです。この制度では、通常の検査、薬、入院費用などは保険診療で行い、先進医療の費用は、患者さんが全額費用負担するものです。
- 患者申出療養
- 未承認薬等を迅速に保険外併用療養として使用したいという患者さんの思いに応えるため、患者さんからの申出を起点とし、安全性・有効性等を確認しつつ、できる限り身近な医療機関で受けられるようにする制度です。
3. 高額療養費制度
高額療養費制度は、ひと月に支払った医療費が一定の金額を超えた場合、その超えた分が支給される制度です。自己負担の上限額は、年齢や所得に応じて定められています。例えば、70歳未満の一般的な所得の方の場合、自己負担限度額は「80,100円+(医療費-267,000円)×1%」となります。
4. 医療費以外にかかる費用
がん治療においては、医療費以外にも以下のような費用が発生することがあります。
- 入院中の食事代:標準負担額が上限となります。
- 差額ベッド代:個室など特別の療養環境を希望する場合の費用で、全額自己負担となります。
- 通院のための交通費:ガソリン代や公共交通機関の利用費用。
- 入院中の日用品や消耗品:寝衣代、テレビカードなど。
- アピアランスケアの費用
これらの費用は公的な助成がないため、事前に把握しておくことが重要です。
がん治療にかかる費用は、治療内容や個々の状況によって大きく異なります。公的医療保険や高額療養費制度を上手に活用し、経済的な負担を軽減することが大切です。また、医療費以外の費用も考慮し、総合的な資金計画を立てることが重要です。がん治療にかかる費用と保険適用状況
免疫療法の保険適用状況と選択肢
免疫療法はがん治療の選択肢の一つとして注目されており、さまざまな種類が開発されています。しかし、全ての免疫療法が公的医療保険の適用を受けられるわけではなく、治療法によっては全額自己負担となる場合もあります。本記事では、保険適用がある免疫療法とそうでないものの違い、選択肢について詳しく解説します。
◉保険適用される免疫療法
公的医療保険が適用される免疫療法は、科学的に効果と安全性が証明され、厚生労働省によって承認された治療法です。以下の免疫療法は、日本の医療保険制度の対象となっています。
免疫チェックポイント阻害薬
免疫チェックポイント阻害薬とは、がん細胞が免疫からの攻撃を逃れる仕組み(免疫のブレーキ)を解除し、T細胞の攻撃力を高めてがん細胞を攻撃させる薬です。
本来、私たちの免疫細胞(T細胞)は異物やがん細胞を攻撃しますが、「攻撃を止めるブレーキ(免疫チェックポイント)」も持っています。がん細胞はこのブレーキ機構を利用して、免疫の攻撃から逃げています。
そこで登場するのが「免疫チェックポイント阻害薬」。
この薬は、PD-1、PD-L1、CTLA-4などの分子に結合して、T細胞のブレーキを解除し、がんへの攻撃を再活性化させます。
以下の薬剤が保険適用されています。
| 薬剤名(一般名) | 商品名 | 標的分子 | 主な保険適用がん種(例) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ニボルマブ | オプジーボ | PD-1 | 非小細胞肺がん、胃がん、食道がん、腎細胞がん、頭頸部がん、悪性黒色腫、ホジキンリンパ腫など | 日本で最初に承認されたPD-1阻害薬 |
| ペムブロリズマブ | キイトルーダ | PD-1 | 非小細胞肺がん、胃がん、大腸がん、尿路上皮がん、食道がん、乳がん、子宮体がんなど | 適応拡大が進んでいる |
| イピリムマブ | ヤーボイ | CTLA-4 | 悪性黒色腫、腎細胞がん(オプジーボとの併用) | 単独ではなく併用療法が中心 |
| アテゾリズマブ | テセントリク | PD-L1 | 非小細胞肺がん、小細胞肺がん、肝細胞がん、乳がん(トリプルネガティブ) | 化学療法との併用が多い |
| デュルバルマブ | イミフィンジ | PD-L1 | 非小細胞肺がん、小細胞肺がん、胆道がん | 化学放射線治療後に使用されることが多い |
| アベルマブ | バベンチオ | PD-L1 | 尿路上皮がん、メルケル細胞がん | 比較的まれながんにも適応 |
◉免疫チェックポイント阻害薬の特徴と注意点
メリット
- 従来の抗がん剤と違い、患者自身の免疫を利用してがんを攻撃するため、長期的な効果が期待されることがある。
- 一部のがん種では完全寛解(がんが消える)例も報告。
注意点
- 免疫関連有害事象(irAE)と呼ばれる副作用がある(例:肺炎、甲状腺炎、大腸炎、皮膚炎など)。
- 自己免疫の暴走により、重篤な症状になることもあるため、経験豊富な医療機関での治療が必要。
◉治療が受けられる主な病院(一部)
全国の「がん診療連携拠点病院」や大学病院などが対応
検索で探すなら:「がん情報サービス」
光免疫療法
光免疫療法(ひかりめんえきりょうほう)は、がん細胞に特異的に結合する薬剤と近赤外線レーザーを組み合わせ、がん細胞だけを選択的に破壊する新しいがん治療法です。まず、がん細胞の表面にあるEGFR(上皮成長因子受容体)を標的とした抗体薬「アキャルックス」を注射し、がん細胞に結合させます。その後、近赤外線レーザーを照射することで、抗体に結合された特殊な光感受性色素が活性化し、がん細胞の膜を破壊して死滅させます。正常な細胞にはほとんど影響を与えず、選択性が高いため副作用が少ないのが大きな特徴です。
◉使用される薬剤・装置
◉保険適応状況
◉メリットと注意点
メリット
- がん細胞だけを狙える → 正常な組織へのダメージが少ない
- 抗がん剤のような全身的な副作用が少ない
- 手術ができない症例でも治療可能な可能性
注意点
- 保険適用は頭頸部がんのみ(2025年時点)
- 使用には専門の認定施設・研修を受けた医師が必要
- 再発・転移に対するエビデンスはまだ少ない
- 全額公費ではなく、高額療養費制度の対象
◉治療が受けられる主な病院(一部)
2025年時点で、全国約20以上の病院が「光免疫療法」を導入。
検索で探すなら:「がん情報サービス」
CAR-T細胞療法
CAR-T細胞療法とは、患者さん自身のT細胞(免疫細胞)を採取し、がん細胞を特異的に攻撃する人工受容体(CAR:キメラ抗原受容体)を導入して強化した後、体内に戻す治療法です。がんを狙い撃ちする「オーダーメイド型の免疫細胞治療」として注目されており、特に白血病や悪性リンパ腫などの血液がんに対して高い効果が確認されています。治療の流れは、まず患者の血液からT細胞を採取し、そこにCARを遺伝子改変で導入した上で、体外で増殖させます。その後、強化されたT細胞を患者の体内に点滴で戻すと、CAR-T細胞はがん細胞表面の標的抗原(例:CD19)を認識し、攻撃を開始します。基本的には1回の投与で治療を行うのが特徴です。
日本で承認・保険適用されているCAR-T製品(2025年3月時点)
◉メリットと注意点
メリット
- 他の治療(抗がん剤・放射線)が効かない患者でも効果が期待される
- 血液がんでは完全寛解(がんが消えた)例も多く報告
- 1回の投与で長期効果を示すケースもあり
注意点
- サイトカイン放出症候群(CRS)
高熱・血圧低下などを引き起こす可能性がある - 神経毒性(せん妄・けいれんなど)
- 非常に高額(定価は約3,300万円)だが、高額療養費制度で自己負担は大幅軽減
- 治療には特殊施設・専門チームが必要で、限られた病院でしか受けられない
◉治療を受けられる医療機関(一部)
CAR-T療法は、厚労省が認定した限られた医療機関でのみ実施可能です。
検索で探すなら:「がん情報サービス」
保険適用されない免疫療法
一部の免疫療法は、効果が十分に証明されていないため、公的医療保険の適用外となっています。これらの治療法は「自由診療」となり、全額自己負担になります。
⚪︎免疫細胞療法
患者の免疫細胞を体外で培養・活性化し、再び体内に戻す治療法です。具体的には、以下の治療法があります。
- NK細胞療法
- 樹状細胞ワクチン療法
- アルファ・ベータT細胞療法
- ガンマ・デルタT細胞療法
これらの治療は、一回あたり数十万円から数百万円の費用がかかる場合があり、複数回の治療が必要になることが一般的です。費用負担が大きいため、治療を検討する際は信頼できる医療機関で情報をよく確認することが重要です。
先進医療特約と免疫療法の関係
現在、免疫療法は保険適応されているものが多く先進医療として指定されているものはありません。先進医療は、公的医療保険の適用外ですが、厚生労働省が認めた特定の医療機関でのみ実施可能な医療技術です。先進医療の治療費は全額自己負担ですが、診察や検査、入院費などの通常の医療費は保険適用されます。
また、「先進医療特約」が付帯されている民間の医療保険に加入していれば、先進医療にかかる費用の全額、または一部が補償される可能性があります。免疫療法を検討する場合は、事前に自身の保険内容を確認することが重要です。
⚪︎免疫療法を選択する際のポイント
免疫療法を受けるかどうかを決める際には、次の点を考慮することが重要です。
- 治療の効果とエビデンス
科学的に有効性が確認されている治療法かどうかを確認する。 - 公的医療保険の適用
保険適用の有無により、自己負担額が大きく異なるため事前にチェックする。 - 治療費の負担と経済的計画
自由診療の場合は全額自己負担となるため、必要な資金を事前に準備しておく。 - 先進医療特約の活用
先進医療に分類される免疫療法がある場合、加入している医療保険が補償対象か確認する。
免疫療法は、がん治療の新たな可能性として注目されていますが、全ての治療が保険適用されるわけではありません。適切な選択をするためには、治療法の特徴や費用、保険適用の状況をしっかりと理解し、医師と十分に相談することが大切です。

免疫療法の併用治療
がん治療において、免疫療法は従来の治療法と組み合わせることで、治療効果の向上が期待されています。本記事では、免疫療法と他の治療法の併用について、その種類や効果、注意点を解説します。
⚪︎免疫療法と化学療法の併用
化学療法(抗がん剤治療)は、がん細胞の増殖を抑えるために用いられますが、正常な細胞にも影響を及ぼすことがあります。一方、免疫療法は患者の免疫システムを活性化し、がん細胞を攻撃する治療法です。これらを併用することで、相乗効果が期待できます。
効果と利点
相乗効果:化学療法でがん細胞を減少させつつ、免疫療法で免疫システムを強化し、残存するがん細胞を攻撃します。
副作用の軽減:免疫療法は副作用が比較的少ないため、化学療法の副作用を補完することができます。
注意点
治療のタイミング:化学療法と免疫療法の投与タイミングや順序が治療効果に影響を与える可能性があるため、適切なスケジュールを組むことが重要です。
⚪︎免疫療法と放射線療法の併用
放射線療法は、がん細胞のDNAを損傷させることで増殖を抑える治療法です。免疫療法との併用により、以下の効果が期待されています。
効果と利点
免疫反応の増強:放射線療法によりがん細胞が破壊されると、がん抗原が放出され、免疫システムが活性化されます。
全身効果:局所的な放射線療法と全身的な免疫療法を組み合わせることで、転移したがん細胞にも効果を及ぼす可能性があります。
注意点
副作用の管理:放射線療法と免疫療法の併用により、副作用が増加する可能性があるため、慎重な管理が必要です。
⚪︎免疫チェックポイント阻害薬の併用
免疫チェックポイント阻害薬は、免疫細胞の抑制を解除し、がん細胞を攻撃しやすくする薬剤です。異なる作用機序を持つ免疫チェックポイント阻害薬を併用することで、治療効果の向上が期待されています。
効果と利点
多角的なアプローチ:異なる分子を標的とする薬剤を併用することで、免疫反応を強化します。
治療効果の向上:単剤療法よりも高い効果が期待される場合があります。
注意点
副作用の増加:併用により免疫関連の副作用が増加する可能性があるため、注意が必要です。
⚪︎免疫療法と自然免疫応答を活性化する薬剤の併用
自然免疫応答を活性化する薬剤との併用も研究されています。例えば、OK-432は自然免疫応答を刺激し、がん細胞に対する免疫反応を強化することが期待されています。
効果と利点
治療抵抗性の克服:免疫チェックポイント阻害薬に対する抵抗性を示すがんに対して、自然免疫応答を活性化する薬剤の併用が有効である可能性があります。
注意点
個別化医療の必要性:がんの種類や患者の状態により、効果が異なる可能性があるため、個別の治療計画が重要です。
参考:名古屋大学
治療法の選択に迷ったら?
⚪︎がん相談窓口の活用
がん治療の選択肢は多岐にわたるため、専門家に相談することが重要です。
⚪︎主な相談窓口
- がん相談支援センター(全国の病院で利用可能)
- 日本対がん協会(無料相談あり)
- 民間のがん保険相談窓口(保険選びに関するアドバイス)
医師や専門家の意見を聞き、自分に合った治療を選びましょう。必要に応じてセカンドオピニオンを受けることで、診断や治療方針の妥当性を確認でき、より納得した医療選択につながります。
免疫療法の未来と今後の研究動向
免疫療法は、がん治療の分野で革新的な進歩を遂げており、その未来にはさらなる可能性が広がっています。本記事では、最新の研究動向と将来の展望について解説します。
⚪︎個別化がんワクチンの開発
近年、mRNA技術を用いた個別化がんワクチンの研究が進んでいます。これは、患者ごとのがん細胞の特異的な変異を標的とし、免疫系を活性化してがん細胞を攻撃することを目的としています。例えば、バイオテクノロジー企業が開発中の個別化がんワクチンは、臨床試験で有望な結果を示しています。
⚪︎CAR-T細胞療法の進化
CAR-T細胞療法は、患者自身のT細胞を遺伝子改変し、がん細胞を特異的に攻撃する治療法として注目されています。現在、固形がんへの適用拡大や副作用の軽減を目指した改良が進められています。例えば、ナチュラルキラー(NK)細胞やマクロファージなど、異なる細胞プラットフォームと合成生物学や遺伝子編集技術を組み合わせた新たなアプローチが研究されています。
⚪︎免疫チェックポイント阻害剤の併用療法
免疫チェックポイント阻害剤は、がん治療において重要な役割を果たしています。今後は、複数のチェックポイント阻害剤の併用や、他の治療法との組み合わせによる効果の最大化が期待されています。これにより、より多くの患者に対して有効な治療が提供できる可能性があります。
⚪︎新たな免疫療法のターゲット
NKT細胞を標的とした新しい免疫療法が開発されています。理化学研究所によって研究開発されたNKT細胞標的治療(RIKEN-NKT®)は、非小細胞肺がんの臨床試験で高い治療効果が確認されており、今後の実用化が期待されています。
⚪︎光免疫療法の進展
光免疫療法は、がん細胞に特異的に結合する薬剤を投与し、その後近赤外線を照射してがん細胞を破壊する新しい治療法です。現在、頭頸部がんに対する臨床試験が進行中であり、今後、他のがん種への適用拡大が期待されています。
免疫療法の未来は、多様なアプローチと技術革新によって、がん治療の新たな可能性を切り開いています。今後の研究と臨床応用の進展により、より多くの患者が恩恵を受けることが期待されます。
まとめ
免疫療法は費用や保険適用の問題も多く、対象やサービスの違いを知り、適切ながん保険の選択が重要です。また、免疫療法には型があり、治療法によって部位ごとの効果や適応が異なります。後の負担を減らすため、資料を確認し、給付や保険の情報を比較しましょう。医療機関の方針や治療法の研究の進行状況もチェックし、最適なプランを選ぶことが大切です。



