【FP監修】がん対策の全て|予防・早期発見から最新治療・費用まで徹底解説

がんは誰にでも起こりうる身近な病気ですが、正しい知識を持つことで、リスクを減らし、万一の際も適切に対処できます。

本記事では、科学的根拠に基づく予防法から、がん検診による早期発見、最新の治療法、そしてFP監修による具体的な費用対策まで、がん対策の全てを徹底解説。

漠然とした不安を解消し、今日から実践できる具体的な備えを知ることで、あなたと家族の未来を守りましょう。

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目次

がん対策の重要性 なぜ今すぐ始めるべきなのか

「がん」という病気について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

「自分や家族はまだ若いから大丈夫」「いつかはなるかもしれないけれど、まだ先の話」。

そう考えている方も少なくないかもしれません。

しかし、がんは今や、日本人の2人に1人が生涯のうちに診断される、誰にとっても身近な病気です。

そして、その対策は「いつか」ではなく「今すぐ」始めることが、あなたとあなたの大切な人の未来を守る鍵となります。

この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の監修のもと、がんという病気への正しい理解を深め、科学的根拠に基づいた「予防」、がんを早期に見つけるための「早期発見」、そして万が一の際に最適な選択をするための「治療」と「費用」という、がん対策の全てを網羅的に解説します。

まずは、なぜがん対策が重要なのか、その理由から見ていきましょう。

そもそもがんとはどんな病気か

私たちの体は、約37兆個もの細胞から作られています。

これらの細胞は、体のルールに従って分裂・増殖し、古くなると自然に死んでいくというサイクルを繰り返しています。

しかし、何らかの原因で遺伝子に傷がつき、このルールを無視して無秩序に増殖を続け、正常な組織を破壊してしまう細胞が現れることがあります。これが「がん細胞」であり、その塊が「がん(悪性新生物)」です。

がん細胞には、主に3つの厄介な特徴があります。

  1. 自律的な増殖
    体の命令を無視して、勝手に増え続けます。
  2. 浸潤(しんじゅん)
    周囲の正常な組織に染み込むように広がり、その機能を破壊します。
  3. 転移(てんい)
    血液やリンパ液に乗って体の他の臓器に移動し、そこで新たな塊を作ります。

がんは、胃がんや肺がんのように特定の臓器の名前がついていますが、これらは体のあらゆる場所に発生する可能性のある病気の総称です。

この「どこにでもできる」「止まることなく広がる」という性質が、がんを恐ろしい病気たらしめている大きな理由なのです。

日本におけるがんの現状と罹患率

がん対策の重要性を理解する上で、まず知っておくべきは日本におけるがんの現状です。

具体的なデータを見ることで、がんがいかに私たちの生活に深く関わっているかがわかります。

国立がん研究センターの最新の統計によると、生涯でがんに罹患する(診断される)確率は、男性65.5%、女性51.2%と報告されています。

これは、冒頭で述べた「2人に1人」という数字の根拠であり、もはやがんは「特別な誰か」がなる病気ではないことを示しています。

また、がんは1981年から現在に至るまで、日本人の死因の第1位であり続けています。

以下の表は、2022年の部位別のがん罹患数(がんと診断された人の数)の予測値です。

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順位がんの種類罹患数(人)
1位大腸がん150,900
2位肺がん133,700
3位胃がん125,500
4位前立腺がん102,600
5位乳がん(女性)97,100

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「2022年のがん統計予測」

このように多くの人ががんに罹患する背景には、社会の高齢化も大きく影響しています。

がんは年齢を重ねるごとに罹患率が上昇する傾向があるため、長寿社会となった日本では、今後もがん患者数は増加していくと予測されています。

「自分は大丈夫」という根拠のない自信を持つのではなく、誰もが当事者となりうるという事実を直視し、備えることが不可欠です。

がん対策の3つの柱 予防 早期発見 治療

では、この身近で重大な病気である「がん」に、私たちはどのように立ち向かえばよいのでしょうか。

その答えが、これから本記事で詳しく解説していく「予防」「早期発見」「治療」という3つの柱です。

これらはそれぞれ「1次予防」「2次予防」「3次予防」とも呼ばれ、がん対策の根幹をなすものです。

  • 【予防(1次予防)】
    がんにならないための対策です。禁煙、節度ある飲酒、バランスの取れた食事、適度な運動といった生活習慣の改善や、ウイルス感染の予防などが含まれます。がんのリスクそのものを下げる、最も基本的な対策です。
  • 【早期発見(2次予防)】
    がんをできるだけ早い段階で見つけるための対策です。定期的ながん検診の受診がこれにあたります。がんは早期に発見できれば、体への負担が少ない治療で治癒できる可能性が格段に高まります。
  • 【治療(3次予防)】
    万が一がんになった場合に、適切な治療を受けて社会復帰を目指すための対策です。これには、手術や放射線治療、薬物療法といった標準治療から最新の治療法、そして治療に伴う心と体の痛みを和らげる緩和ケアまでが含まれます。

これら3つの柱は、どれか一つだけを行えば良いというものではありません。

「予防」に努めながら「早期発見」のための検診を受け、万が一の際には最適な「治療」を選択する。

この一連の流れを正しく理解し、総合的に対策を講じることが、がんという病気から自分自身の命と生活を守る上で極めて重要なのです。

次の章からは、この3つの柱に「費用」の備えを加えた具体的な対策について、一つひとつ掘り下げて解説していきます。

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【予防編】がんリスクを下げるための対策

がんは遺伝的な要因だけで決まるものではありません。

実は、がんの約半分は、日々の生活習慣や感染症が原因であると考えられています。

これはつまり、私たち自身の行動によって、がんになるリスクを大きく下げられる可能性があるということです。

この章では、科学的根拠に基づいたがんの予防策を具体的に解説します。将来の健康を守るため、今日からできることに取り組んでみましょう。

科学的根拠に基づくがん予防のための生活習慣

国立がん研究センターは、日本人を対象とした長年の研究結果から「科学的根拠に基づくがん予防法」を提言しています。

これらは特別なことではなく、日々の生活の中で少し意識するだけで実践できるものばかりです。

ここでは、特に重要な「食生活」「運動」「禁煙・節酒」について詳しく見ていきましょう。

がん対策に有効な食生活

毎日の食事は、私たちの体を作る基本です。がんリスクを低減させるためには、「減らすべきもの」と「積極的に摂るべきもの」を意識することが大切です。

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要因関連が指摘されるがん対策のポイント
塩分の多い食品
(食塩、塩蔵品など)
胃がん食塩摂取量を1日あたり男性7.5g未満、女性6.5g未満に抑えることを目指しましょう。
だしや香辛料、香味野菜をうまく活用して、薄味でも美味しく食べられる工夫が有効です。
野菜・果物不足食道がん、胃がんなど1日あたり野菜350g、果物200g程度が目標です。
ビタミンや食物繊維が豊富で、がん予防効果が期待されます。
いつもの食事にサラダや具だくさんの味噌汁、果物を一品加えることから始めましょう。
赤肉・加工肉
(牛肉、豚肉、ハム、ソーセージなど)
大腸がん赤肉の摂取は週に500g未満が目安です。
肉を食べる際は、鶏肉や魚を選ぶ日を増やすなどバランスを考えましょう。
熱い飲み物・食べ物食道がん熱いものは食道の粘膜を傷つけ、がんのリスクを高める可能性があります。
少し冷ましてから口にする習慣をつけましょう。

参考:国立がん研究センター がん情報サービス「科学的根拠に基づくがん予防

適度な運動習慣のすすめ

運動は、がんだけでなく生活習慣病全体の予防に繋がります。体を動かすことで免疫機能が高まり、がん細胞の増殖を抑える効果も期待されています。

運動習慣のある人は、大腸がんや乳がん(閉経後)などのリスクが低いことが多くの研究で示されています。

目標としたい運動量の目安は以下の通りです。

  • 身体活動
    歩行またはそれと同等以上の強度の活動を、毎日合計60分行う。
  • 運動
    息が弾み、汗をかく程度の運動を、週に60分程度行う。

特別な運動をする時間がなくても、日常生活の中で意識的に体を動かすことが重要です。

例えば、「エレベーターを階段にする」「一駅手前で降りて歩く」「テレビを見ながらストレッチをする」など、小さな工夫を積み重ねていきましょう。

禁煙と節度のある飲酒

喫煙と過度な飲酒は、がんの最も確実なリスク要因です。

禁煙
タバコの煙には70種類以上もの発がん性物質が含まれており、喫煙は肺がんをはじめ、食道、喉頭、胃、膵臓、膀胱など、あらゆるがんのリスクを高めます。

また、本人が吸わなくても、周囲の人が煙を吸い込む「受動喫煙」も同様に深刻な健康被害をもたらします。

がん予防において、禁煙は最も効果的な対策の一つです。

自力での禁煙が難しい場合は、禁煙外来や薬局で相談し、禁煙補助薬などを活用することも有効な手段です。

節度のある飲酒
アルコールは、肝臓で分解される過程でアセトアルデヒドという発がん性物質を生成します。

飲酒量が増えるほど、食道がん、肝臓がん、大腸がん、乳がん(女性)などのリスクが高まります。

飲む場合は、節度ある量(1日あたりアルコール換算で約23g程度)を守ることが大切です。

【1日あたりの節度ある飲酒量の目安】

  • 日本酒:1合(180ml)
  • ビール(大瓶):1本(633ml)
  • ワイン:グラス2杯弱(200ml)
  • ウイスキー(ダブル):1杯(60ml)

もちろん、お酒が飲めない体質の人が無理に飲む必要は全くありません。

休肝日を設けるなど、上手にお酒と付き合っていくことが重要です。

感染症からのがんを予防する対策

一部のがんは、ウイルスや細菌への感染が引き金となって発生することがわかっています。

しかし、これらの感染症はワクチン接種や検査、治療によって予防・対策が可能です。

代表的なものを知っておきましょう。

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感染症の原因関連するがん主な対策
ヒトパピローマウイルス(HPV)子宮頸がん、中咽頭がんなどHPVワクチンの接種が最も有効な予防法です。
特に性交渉を経験する前の10代前半での接種が推奨されています。
また、ワクチンを接種していても、定期的な子宮頸がん検診の受診が重要です。
ヘリコバクター・ピロリ菌胃がん胃の中にピロリ菌がいるかどうかは、検査で簡単に調べられます。
感染が確認された場合、除菌治療(服薬)を行うことで胃がんのリスクを大幅に低減できます。
胃の不調を感じる方はもちろん、一度は検査を受けることが推奨されます。
B型・C型肝炎ウイルス肝臓がん肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査でわかります。
自治体が実施する無料検査などを活用しましょう。
感染がわかった場合でも、適切な治療でウイルスの活動を抑え、肝臓がんへの進行を防ぐことができます。

これらの感染症は、自覚症状がないまま進行することがほとんどです。

自分には関係ないと思わず、一生に一度は検査を受け、ワクチンで防げるものはしっかりと予防することが、将来のがんリスクを減らすための賢明な選択と言えるでしょう。

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【早期発見編】がんを早く見つけるための対策

がん対策の3つの柱のうち、「予防」と並んで極めて重要なのが「早期発見」です。

がんは、初期段階では自覚症状がほとんどないケースが多く、異変に気づいたときにはすでに進行してしまっていることも少なくありません。

しかし、定期的な検診によってがんを早期に発見できれば、治療の選択肢が広がり、体への負担も少なく、そして治癒する可能性が格段に高まります。

この章では、がんを早期に発見するための具体的な方法について詳しく解説します。

がん検診の重要性とメリット

がん検診を定期的に受けることは、自分自身の命と健康、そして大切な家族の未来を守るための重要な投資です。

なぜなら、がん検診には以下のような大きなメリットがあるからです。

  • 生存率の大幅な向上
    多くのがんは、早期(ステージIなど)で発見されれば、5年相対生存率が90%を超えます。

    例えば、国立がん研究センターのデータによると、胃がんの場合、ステージIで発見された場合の5年相対生存率は95%以上ですが、ステージIVでは10%以下にまで低下します。

    この差は、早期発見がいかに重要であるかを物語っています。
  • 心身と経済的な負担の軽減
    早期のがんであれば、内視鏡による切除など、体への負担が少ない治療法で完治を目指せる可能性が高まります。

    手術の規模が小さくなれば、入院期間も短縮され、治療費やその後の生活への影響も最小限に抑えることができます。

    進行がんで見つかった場合と比較して、身体的・精神的・経済的な負担を大きく減らせることが、早期発見の最大のメリットの一つです。
  • 「万が一」への備えと安心感
    定期的に検診を受けていれば、「もしがんになっても、早く見つけられる」という安心感につながります。

    がんへの漠然とした不安を抱えながら過ごすのではなく、正しい知識を持って検診を受けることで、前向きに健康管理と向き合うことができます。

症状がないから大丈夫、と過信せず、ご自身が対象となる検診を定期的に受診する習慣をつけましょう。

国が推奨する5大がん検診の種類と対象者

日本のがん対策として、国は科学的根拠に基づき死亡率を減少させる効果が確認されている5つのがん検診を「対策型検診」として推奨しています。

これらは、主に市区町村が主体となって住民検診として実施しており、無料または一部自己負担で受けることができます。

お住まいの市区町村から案内が届いたら、必ず受診するようにしましょう。

国が推奨する5大がん検診の詳細は以下の通りです。

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がんの種類対象者受診間隔主な検査内容
胃がん50歳以上(男女)
※当分の間、胃部エックス線検査は40歳以上、年1回実施可
2年に1回問診に加え、胃部エックス線検査(バリウム検査)または胃内視鏡検査(胃カメラ)のいずれか
子宮頸がん20歳以上(女性)2年に1回問診、視診、子宮頸部の細胞診
肺がん40歳以上(男女)年に1回問診、胸部エックス線検査、喀痰細胞診(50歳以上で喫煙指数が高いなど一定の条件を満たす方)
乳がん40歳以上(女性)2年に1回問診、マンモグラフィ(乳房エックス線検査)
※視診・触診は推奨されていませんが、自治体によっては行われる場合があります。
大腸がん40歳以上(男女)年に1回問診、便潜血検査(2日法)

(参考:国立がん研究センター がん情報サービス「がん検診について」

これらの検診は、多くの人が受けることで社会全体のがん死亡率を減らすことを目的としています。

対象年齢になったら、自分には関係ないと思わず、積極的に受診してください。

人間ドックで受けるべきがん検診オプション

市区町村が実施する「対策型検診」に対し、人間ドックなどで個人が任意で受ける検診を「任意型検診」と呼びます。

任意型検診では、5大がん検診以外の検査や、より精密な検査をオプションとして追加することができます。

ただし、やみくもに多くの検査を受ければ良いというわけではありません。

検査にはメリットだけでなく、偽陽性(がんでないのに陽性と判定されること)による精神的負担や、放射線被ばくなどのデメリットも存在します。

ご自身の年齢、性別、家族歴(血縁者にがんになった方がいるか)、喫煙・飲酒などの生活習慣といったリスク要因を考慮し、医師と相談しながら必要な検査を選択することが賢明です。

以下に、リスクに応じて検討したい代表的ながん検診オプションをご紹介します。

  • 前立腺がん検査(PSA検査)
    血液検査で前立腺に特異的なタンパク質(PSA)の値を調べます。

    特に50歳以上の男性に推奨される検査です。
  • 腹部超音波(エコー)検査
    肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓などの状態を調べます。

    特に、沈黙の臓器と呼ばれるすい臓がんや肝臓がんの早期発見に役立つことがあります。
  • 婦人科系のがん検査
    子宮頸がんに加え、経腟超音波検査で子宮体がんや卵巣がんのリスクを調べることができます。

    また、血液検査で腫瘍マーカー(CA125など)を調べることもあります。
  • 頭頸部がん検査
    喉頭ファイバースコープなどで、のどや食道上部を直接観察します。

    喫煙や多量の飲酒習慣がある方はリスクが高いため、検討の価値があります。
  • PET-CT検査
    一度の検査で全身の広範囲を調べることができる画像診断です。

    がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質を利用して、小さながんを発見するのに役立つ場合があります。

    ただし、費用が高額であることや放射線被ばく量が多いこと、不得意ながんの種類もあることなど、メリット・デメリットをよく理解した上で選択する必要があります。

どの検査を選べば良いか迷う方、ご自身の健康状態や家計に合わせた最適なプランを知りたい方は、お金のプロであるFPに相談するのも一つの方法です。

将来の医療費も見据えた上で、どのような備えが必要か、一緒に考えていきましょう。

ご自身の健康リスクと向き合い、適切な検診プランを立てることが、未来の自分と家族を守るための第一歩となります。

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【治療編】もしもがんになった場合の対策と治療法

がんと診断されたとき、多くの方が大きな衝撃を受け、今後の治療について深い不安を覚えることでしょう。

しかし、現代の医療は目覚ましく進歩しており、がんの治療法は多様化しています。

がんはもはや「不治の病」ではなく、早期に発見し適切な治療を行えば、根治を目指せる、あるいはがんと長く付き合っていく「共存」も可能な時代になっています。

ここでは、もしもがんと診断された場合に知っておくべき治療の選択肢について、「標準治療」「最新治療」「緩和ケア」の3つの視点から詳しく解説します。

ご自身やご家族が納得して治療に臨むための一助となれば幸いです。

知っておきたいがんの標準治療

がん治療について調べ始めると、まず「標準治療」という言葉を目にするはずです。

これは「並の治療」や「普通の治療」という意味ではありません。

標準治療とは、多くの臨床試験の結果に基づいて、現時点で最も効果と安全性が証明されている、最善の治療法のことを指します。

いわば、科学的根拠に基づく「王道」の治療です。

がんの種類、進行度(ステージ)、患者さんの年齢や体力、持病などを総合的に考慮して、最適な標準治療が選択されます。

主に「手術(外科治療)」「放射線治療」「薬物療法」の3つが柱となり、これらを単独、あるいは複数組み合わせて治療を進める「集学的治療」が一般的です。 (参考:国立がん研究センター がん情報サービス「標準治療」)

手術(外科治療)

手術は、がん細胞の塊(腫瘍)を物理的にメスで切除する治療法です。

がんが特定の臓器や部位に限局している場合(早期がんなど)に、最も根治(がんを完全に取り除くこと)が期待できる治療法として、第一に検討されます。

近年では、患者さんの体への負担を軽減する「低侵襲(ていしんしゅう)手術」が普及しています。

小さな切開創からカメラや器具を挿入して行う「腹腔鏡(ふくくうきょう)手術」や「胸腔鏡(きょうくうきょう)手術」、医師がロボットアームを遠隔操作して精密な切除を行う「ロボット支援手術(ダヴィンチなど)」がその代表例です。

これらの手術は、従来の開腹・開胸手術に比べて傷が小さく、術後の回復が早いというメリットがあります。

放射線治療

放射線治療は、X線やガンマ線、粒子線といった高エネルギーの放射線をがん細胞に照射し、そのDNAにダメージを与えて破壊する治療法です。

手術と同様に、がんが特定の部位に限られている場合に有効な「局所療法」です。

この治療法の大きなメリットは、臓器の機能や形態を温存しながら、がんを治療できる点にあります。

例えば、喉頭がんでは声を失わずに治療できる可能性があります。

また、高齢や持病のために手術が難しい患者さんにとっても重要な選択肢となります。

最近では、がんの形に合わせて放射線の強さを調整し、正常な組織へのダメージを最小限に抑える「IMRT(強度変調放射線治療)」や、よりがん細胞に集中してエネルギーを照射できる「粒子線治療(陽子線治療、重粒子線治療)」など、高精度な治療技術が登場しています。

薬物療法(抗がん剤治療)

薬物療法は、薬剤を用いてがん細胞の増殖を抑制したり、破壊したりする治療法です。

点滴や注射、内服薬によって薬剤が血流にのって全身に行き渡るため、転移や再発したがん、血液がんなど、全身に広がったがんに対して効果を発揮

「抗がん剤」と聞くと、吐き気や脱毛、倦怠感といった副作用を心配される方が多いかもしれません。

確かに副作用はありますが、近年ではその症状を和らげるための「支持療法」が大きく進歩しており、以前よりも副作用をコントロールしながら治療を続けられるようになっています。

この薬物療法には、従来の「殺細胞性抗がん薬」のほかに、後述する「分子標的薬」や「免疫チェックポイント阻害薬」なども含まれます。

進化を続けるがんの最新治療

標準治療に加えて、近年の医学の進歩により、新しいアプローチのがん治療が次々と登場しています。

これらは、特定のがん種や遺伝子の特徴を持つ患者さんにとって、大きな希望となる可能性があります。

免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬など)

「第4のがん治療法」とも呼ばれ、大きな注目を集めているのが免疫療法です。

これは、私たち自身が本来持っている免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法です。

がん細胞は、免疫細胞(T細胞など)の攻撃にブレーキをかける仕組みを持っていることがあります。

「免疫チェックポイント阻害薬」(オプジーボ、キイトルーダなど)は、このブレーキを解除し、免疫細胞が再びがん細胞を攻撃できるようにする画期的な薬剤です。

すべてのがんに効くわけではありませんが、一部のがん種では劇的な効果を示すことがあります。

分子標的薬

分子標的薬は、がん細胞の増殖や転移に関わる特定の分子(タンパク質や遺伝子)だけをピンポイントで狙い撃ちする薬剤です。

正常な細胞への影響が比較的少ないため、従来の抗がん剤に比べて副作用が軽い傾向にある

ただし、効果を発揮するためには、標的となる分子ががん細胞に存在している必要があります。

そのため、治療前に遺伝子検査などを行い、自分のごのがんに合った薬剤であるかを確認することが不可欠です。

代表的なものに、肺がんのEGFR遺伝子変異に対するイレッサやタグリッソなどがあります。

がんゲノム医療

がんゲノム医療は、がんの「個別化医療(プレシジョン・メディシン)」を象徴する最先端の取り組みです。

患者さんのがん組織から遺伝子(ゲノム)を網羅的に調べ(がん遺伝子パネル検査)、その結果に基づいて一人ひとりに最適な治療法を探します。

この検査により、標準治療が見つからない場合や終了してしまった場合でも、効果が期待できる分子標的薬や、国内外で開発中の新薬(治験薬)が見つかる可能性があります。

治療の選択肢を広げるための重要な検査であり、全国の「がんゲノム医療中核拠点病院」や「がんゲノム医療連携病院」で受けることができます。 (参考:国立がん研究センター がん情報サービス「がんゲノム医療」)

先進医療と自由診療

がん治療を調べていると、「先進医療」や「自由診療」という言葉も出てきます。

これらは公的医療保険の適用範囲が異なるため、正しく理解しておくことが重要です。

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区分内容費用負担
先進医療将来的に公的医療保険の適用を検討されている、有効性・安全性を評価中の高度な医療技術。
(例:重粒子線治療の一部など)
技術料は全額自己負担。ただし、診察・検査・入院などの基礎部分は保険適用
(混合診療が認められる)。
自由診療日本の厚生労働省で未承認の薬剤や治療法など、公的医療保険が適用されない医療。診察を含め、すべての費用が全額自己負担。原則として保険診療との併用は不可。

これらの治療を選択する際は、有効性や安全性について主治医とよく相談するとともに、高額な費用がかかる可能性があるため、次の章で解説する費用対策についても併せて検討することが不可欠です。

心と体の痛みを和らげる緩和ケア

「緩和ケア」と聞くと、「治療法がなくなった末期に行うもの」というイメージを持つ方がいるかもしれませんが、それは大きな誤解です。

世界保健機関(WHO)は、緩和ケアを「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対し、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、QOL(生活の質)を改善するアプローチ」と定義しています。

つまり、緩和ケアは終末期医療ではなく、がんと診断されたときから、治療と並行して行われるべき重要なケアなのです。

その目的は、がんそのものによる痛みや倦怠感、治療の副作用といった身体的な苦痛だけでなく、不安や抑うつなどの精神的な苦痛、仕事や経済面での悩みといった社会的な苦痛まで、あらゆる「つらさ」を和らげることにあります。

医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、臨床心理士などがチームを組み、患者さんとそのご家族を多角的にサポートします。

つらい症状がある場合は、決して我慢せず、早い段階から主治医や看護師、または病院の「相談支援センター」に相談しましょう。

どのような治療法を選択するにしても、納得のいく決断を下すためには、正しい情報を得ることが第一歩です。

主治医の説明で分からないことがあれば遠慮なく質問し、必要であれば「セカンドオピニオン」を求めることも検討しましょう。

また、治療には高額な費用がかかることも少なくありません。お金の不安を解消し、安心して治療に専念するためにも、専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)への相談も有効な手段です。

がんの治療法や、それに伴うお金のことでお悩みの方は、ぜひ一度、経験豊富なFPにご相談ください。

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【費用編】FPが解説するがんのお金に関する対策

がんと診断された時、治療への不安と同時に、多くの方が「お金」に関する大きな不安を抱えます。

治療にはどのくらいの費用がかかるのか、仕事は続けられるのか、家計は大丈夫だろうか。

こうした経済的な不安は、治療に専念する上での大きな妨げになりかねません。

しかし、日本には手厚い公的医療制度があり、それを最大限活用することで負担を大幅に軽減できます。

この章では、ファイナンシャル・プランナー(FP)の視点から、がんの費用に関する実態と、万が一の際に活用できる公的制度、そして民間保険による備え方まで、具体的かつ網羅的に解説します。

がん治療にかかる費用の実態

がん治療の費用は、がんの種類(部位)、進行度(ステージ)、治療法、治療期間によって大きく異なります。

高額なイメージがありますが、まずは公的医療保険が適用されるため、実際の自己負担はかかった医療費の1〜3割です。

さらに、後述する「高額療養費制度」を利用すれば、1ヶ月の自己負担額には上限が設けられています。

ただし、治療費以外にも様々な費用が発生する点に注意が必要です。

例えば、保険適用外の先進医療費、入院中の差額ベッド代や食事代、通院のための交通費、ウィッグやケア用品の購入費などが挙げられます。

また、治療のために休職や離職を余儀なくされれば、収入が減少するリスクも考慮しなければなりません。

生命保険文化センターの調査によると、直近の入院における自己負担費用の平均は20.8万円ですが、がんのような重い病気の場合、治療が長期化し、費用がかさむ傾向があります。

がんに備えるためには、これらの治療費以外の支出や収入減少も視野に入れた、総合的な資金計画が重要になります。

参考: 公益財団法人 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」

必ず活用したい公的医療保険制度

がんの費用対策を考える上で、最も基本かつ重要なのが、日本の優れた公的医療保険制度を正しく理解し、最大限に活用することです。

ここでは、特に知っておくべき代表的な制度を解説します。

高額療養費制度の仕組みと申請方法

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った医療費が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額が後から払い戻される制度です。

この上限額は、年齢や所得によって区分されています。

例えば、70歳未満で年収が約370万円~約770万円の方の場合、自己負担の上限額は以下の計算式で求められます。

80,100円 + (総医療費 - 267,000円) × 1%

仮に総医療費が100万円かかったとしても、窓口での負担は3割の30万円ですが、この制度により自己負担額は「80,100円 + (1,000,000円 – 267,000円) × 1% = 87,430円」となります。

つまり、後から212,570円が払い戻されるのです。

さらに便利な方法として、事前に「限度額適用認定証」を申請し、医療機関の窓口で提示すれば、支払いを自己負担上限額までに抑えることができます。

これにより、一時的な高額な立て替え払いが不要になるため、必ず手続きしておくことをお勧めします。

申請先は、ご自身が加入している健康保険(全国健康保険協会けんぽ、健康保険組合、市区町村の国民健康保険窓口など)です。

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所得区分ひと月の上限額(世帯ごと)
年収約1,160万円~252,600円 + (医療費 – 842,000円) × 1%
年収約770万円~約1,160万円167,400円 + (医療費 – 558,000円) × 1%
年収約370万円~約770万円80,100円 + (医療費 – 267,000円) × 1%
~年収約370万円57,600円
住民税非課税者35,400円

※多数回該当(過去12か月以内に3回以上上限額に達した場合)など、条件によって上限額はさらに下がります。詳細はご加入の公的医療保険にお問い合わせください。

傷病手当金と障害年金

治療のために仕事を休まなければならなくなった場合、収入の減少を支える制度があります。

傷病手当金
会社の健康保険などに加入している被用者が対象です。病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に、休業4日目から最長1年6ヶ月間、給与のおおよそ3分の2に相当する額が支給されます。

がん治療による長期療養中の生活を支える、非常に心強い制度です。

障害年金
がん治療後も、後遺症などにより生活や仕事に著しい制限が残った場合に受給できる可能性がある公的年金です。

障害の原因となった病気の初診日に加入していた年金制度(国民年金または厚生年金)によって、支給される年金の種類や額が異なります。

申請手続きは複雑なため、必要に応じて年金事務所や社会保険労務士などの専門家に相談することをお勧めします。

民間の保険で備えるがん対策

公的制度だけではカバーしきれない費用や収入減少に備えるために、民間の保険が役立ちます。

公的制度を土台とした上で、自分にとって必要な保障を合理的に準備することが大切です。

がん保険の選び方のポイント

がん保険は、がん保障に特化しているため、他の医療保険に比べて手厚い保障を受けられるのが特徴です。

選ぶ際には以下のポイントを確認しましょう。

  • 診断給付金(一時金)
    がんと診断が確定した時点で、まとまった一時金が受け取れます。

    使い道が自由なため、治療費の支払いはもちろん、当面の生活費や収入減少の補てんなど、柔軟に活用できます。

    治療の選択肢を広げるためにも、最も重要な保障と言えます。
  • 治療給付金
    手術、放射線治療、抗がん剤治療(ホルモン療法含む)といった、がんの三大治療を受けるたびに給付金が受け取れます。

    最近の通院治療の増加に対応し、入院の有無を問わず通院でも保障されるタイプが主流です。
  • 先進医療特約
    公的医療保険の対象外となる先進医療の技術料(実費)を保障します。

    粒子線治療(陽子線治療・重粒子線治療)など、数百万円にのぼる高額な治療に備えることができます。
  • 保険料払込免除特約
    がんと診断された場合など、所定の条件を満たすと、以降の保険料の支払いが免除される特約です。

    治療で収入が減っても、保障を継続できるため安心です。

医療保険や就業不能保険との違い

がんへの備えとして、がん保険以外にも検討できる保険があります。

それぞれの特徴を理解し、組み合わせて備えることが重要です。

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保険の種類主な保障内容特徴・役割
がん保険がん診断一時金、がん治療給付金(入院・通院・手術等)、先進医療などがん保障に特化。診断一時金など、がん治療の実態に合わせた手厚い保障。
医療保険病気やケガ全般の入院給付金、手術給付金などがんを含む幅広い病気やケガに備えられる。がん特約を付加することも可能。
就業不能保険病気やケガで長期間働けなくなった場合の月々の生活費を保障がん治療による長期の収入減少に直接的に備えることができる。生活費を保障する役割。

どの保険が最適かは、ご自身の年齢、職業、家族構成、貯蓄額などによって異なります。

ご自身の家計状況やがんに対する不安の大きさに合わせて、必要な保障を過不足なく準備することが賢明です。

より具体的なプランについては、お金の専門家であるFPに相談してみるのも一つの方法です。

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治療と仕事の両立を支える制度

現在、がん患者の約3人に1人は働きながら治療を続けていると言われています。

治療と仕事を両立するためには、職場の理解と協力が不可欠ですが、国や企業にも様々な支援制度があります。

  • 勤務先の制度の確認
    まずは自社の就業規則を確認し、短時間勤務制度、フレックスタイム制度、在宅勤務(テレワーク)、時間単位の有給休暇、病気休暇(傷病休暇)などの制度があるかを確認しましょう。
  • 治療と仕事の両立支援
    厚生労働省は、企業が従業員の治療と仕事の両立を支援するためのガイドラインを策定しています。

    会社の担当者と相談する際に、こうした公的な支援策があることを伝えてみるのも良いでしょう。
  • ハローワークの専門窓口
    がんなどの病気を抱える方々のための就職支援窓口が設置されているハローワークもあります。

    治療後の再就職や転職を考える際に相談できます。

経済的な基盤である仕事を可能な限り継続することは、安心して治療に専念するための重要な要素です。

一人で抱え込まず、会社の産業医や人事労務担当者、そして後述する相談支援センターなどに積極的に相談しましょう。

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がんに関する悩みや不安の相談窓口

がんと診断されたとき、あるいはその疑いがあるとき、患者さん本人だけでなく、ご家族も大きな不安や数多くの疑問に直面します。

病気のこと、治療のこと、お金のこと、これからの生活のこと。

一人で抱え込まずに、専門家や同じ経験を持つ人々に相談できる場所があることを知っておくことが、心の負担を軽くする第一歩です。

ここでは、がんに関する悩みや不安を相談できる公的な窓口から、患者会、お金の専門家まで、信頼できる相談先を具体的にご紹介します。

がん診療連携拠点病院の相談支援センター

まず知っておきたいのが、国が指定する「がん診療連携拠点病院」などに設置されている「相談支援センター」です。

これは、その病院にかかっているかどうかに関わらず、誰でも無料で利用できる専門の相談窓口です。

がん専門の知識を持つ看護師や、生活全般の課題解決を支援する医療ソーシャルワーカーなどが、あなたの話をじっくりと聞き、一緒に考え、問題解決の手助けをしてくれます。

秘密は厳守されますので、安心してご相談ください。

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相談内容のカテゴリ具体的な相談例
病気や治療についてがんという病気について詳しく知りたい、治療法の選択肢や副作用について聞きたい、セカンドオピニオンを受けたいがどうすればいいか分からない
療養生活について食事や日常生活での注意点、緩和ケアについて知りたい、在宅療養の準備について相談したい
医療費や経済的な問題治療にいくらかかるか不安、高額療養費制度などの公的支援について知りたい、仕事が続けられず収入が減ってしまう
心の悩みや不安診断を受けて気持ちが落ち込んでいる、家族にどう伝えればいいか分からない、将来への不安で眠れない

お近くの相談支援センターは、国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」のウェブサイトから検索できます。

全国のがん相談支援センターを探す(がん情報サービス)

患者会や支援団体の活用

同じ病気を経験した仲間と話すことは、何よりの力になることがあります。

「ピアサポート」とも呼ばれる患者同士の支え合いは、医師や看護師とは違った視点でのアドバイスや共感を得られる貴重な機会です。

患者会や支援団体に参加することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 共感と孤独感の解消
    同じ痛みや不安を分かち合える仲間と出会うことで、「一人ではない」と感じられ、精神的な孤立から解放されます。
  • 実践的な情報の入手
    治療の副作用への対処法、気分の落ち込みを乗り越えた経験談、日常生活の工夫など、経験者ならではのリアルで役立つ情報を得られます。
  • 社会とのつながり
    患者会によっては、療養生活をより良くするための勉強会を開催したり、患者の声を社会や行政に届けたりする活動を行っている場合もあります。

患者会には、がんの種類別、地域別、年代別など様々な形態があります。

まずは病院の相談支援センターで情報をもらったり、インターネットで「(がんの種類) 患者会」などと検索してみましょう。

以下のサイトでも、全国の患者会や患者サロンの情報を探すことができます。

患者会・患者サロンを探す(がん情報サービス)

FPに相談してがんに備える

がん治療において、病気そのものへの不安と並んで大きな課題となるのが「お金」の問題です。

治療費はもちろん、収入の減少や治療後の生活費など、経済的な不安は治療への集中を妨げる要因にもなりかねません。

そこで頼りになるのが、お金の専門家であるファイナンシャル・プランナー(FP)です。

FPは、家計全体の状況を把握した上で、がん治療という非常事態を乗り越えるための具体的な資金計画を一緒に考えてくれます。

FPに相談できることには、以下のようなものがあります。

  • 現在の家計状況と保険加入状況の整理
  • 高額療養費制度や傷病手当金など、活用できる公的制度の洗い出しとシミュレーション
  • 加入しているがん保険や医療保険の給付金請求に関するアドバイス
  • 治療中・治療後の生活費や、住宅ローン・教育費などを含めた長期的なキャッシュフローの見直し
  • 今後の備えとしてのがん保険や就業不能保険の必要性の判断

医師や看護師が「医療のプロ」であるように、FPは「お金のプロ」です。

治療に専念するためにも、お金の不安は専門家に任せるという選択肢をぜひご検討ください。経済的な見通しが立つことは、安心して治療に臨むための大きな支えとなります。

当サイトでは、がんへの備えに詳しいFPによる無料相談を承っております。

がんの経済的リスクについて少しでもご不安があれば、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

本記事では、がん対策の要である「予防」「早期発見」「治療」、そして「費用」への備えを網羅的に解説しました。

がんは2人に1人が罹患する国民病だからこそ、禁煙や食生活の見直しといった予防策と、定期的ながん検診による早期発見が極めて重要です。

万が一の際も、高額療養費制度などの公的支援や最新の治療法があります。

正しい知識で備えることが、ご自身と大切な人を守るための第一歩となるのです。

  • 本コンテンツは情報の提供を目的としており、保険加入その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。
  • 本コンテンツは商品の概要を説明しています。
  • 詳細は「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり/約款」を、通信販売の場合は、「パンフレット」「特に重要な事項のお知らせ/商品概要のご説明/ご契約のしおり抜粋」「ご契約のしおり/約款」を必ずご確認ください。
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